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すだれPC急変

beko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

つい先日ご紹介したすだれPCを覚えておいででしょうか。防塵効果や通気性などの機能もさることながら、なんと言ってもその佇まいが醸し出す涼味ときたら並のPCケースの比ではありません。

といった具合に高い自己満足度を誇る夏のすだれPCではありましたが、ある晩突然おかしな挙動を示し始めるという急展開を向かえました。どうしたことか数分ごとに自動的に再起動してしまいます。何度電源を入れ直しても治りません。このPCはルータとしても機能しており、勝手に止まってしまってはインターネットへの接続が途切れてしまいます。さらにファイルサーバとしても使っているため、動いていなければファイルも取り出せません。この不穏な雰囲気からするときっとハードディスクが故障したのでしょう。消失したデータの中身が走馬燈のように脳裏を駆け巡ります……

といった失意の中、念のためディスクを別のPCにつなぎ換えて試したところ、何事もなく起動し安定して動作するではありませんか。そこで不審に思いマザーボードを眺めたところ写真のとおりの有様でした。ピントがずれていて見にくいのですが、写真中央のコンデンサが膨らんだり噴き出したりしています。なんと、板上の同じ型のコンデンサが全て膨張していました。購入してから3年間常時稼働していた品ではあるものの、通常使用で壊れるには早すぎます。調べてみたところ、数年前に一大故障ブームを巻き起こした不良コンデンサが使われていることが判明しました。

といった状況のため、この際買い換えてしまうのも手ですが、過去の遺物となったSocket 370というソケットを採用しているためCPUも交換しなければならず、もったいないので何とか修理したいところです。

しかしこのような故障の場合、修理はコストに見合わず信頼性も減少するため、一般の方には買い換えをおすすめしております。

担当:真水

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One response to “すだれPC急変”

  1. なりた says:

    > 数年前に一大故障ブームを巻き起こした不良コンデンサ
    流行遅れにも程があるので退却~。