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思考の価値

beko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

このところ、「脳開発」がブームになっている模様。
書店へ行けば、

ゲームを買いに行けば、

といった具合に、頭脳系の商品がたくさん目に付きます。
人間は、「健康な肉体」と同様、「優秀な頭脳」に憧れるもの。
記憶力・計算力も高いに越したことはありません。

しかし、プログラマである私などは、
「計算とか記憶って、コンピュータにやらせるべき仕事じゃないの?」
なんて思ってしまったり。
人間の思考の価値は、コンピュータにはできない、「ミスをする」「飛躍する」「忘れる」といった特性にあります。
その特性こそが、新しい概念、斬新な発想を生み出す下地に他ならないからです。

コンピュータを速く、正確に、間違わず動かすべくあれこれ知恵を絞ってるソフトウェア開発者から見れば、人間というのは敢えて「論理的正確さから外れる」 = 「(部分的にではあるけれど) 間違う」ことを目的として稼働する非常に贅沢なシステム。
そんな贅沢なシステムに、コンピュータでもできる計算力・記憶力を過剰に詰め込むというのは、少々無粋な気がするのです。
「如何に間違うか」こそが、人間の思考の価値なのですから。

担当: 成田 (エクス・マキナ)

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