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HDDと湿気

beko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

最近、立て続けに WD1600 という HDD が壊れています。以前はやった、IC パッケージ封止樹脂の品質不良で銀とかがマイグレーションしちゃったかな?と思いながら、制御基板を剥がしてみたら、写真の状態でした。

HDDフレームと基板の間を保護するスポンジが熱により炭化し、さらに湿気により IC 端子間の絶縁が低下。端子金属からの金属イオンなどにより、ますます絶縁が悪化し、最後にバスなどの電圧マージンを満たさなくなり、動作しなくなったというところでしょうか。

このHDD は IC 端子間を無水エタノールで洗浄することで、正常動作するようになりました。WD な HDD を使っていて、「カッツンカッツン」とか「認識したりしなかったり」などの症状に困っている方は、一度試してはどうでしょうか。必要な工具は、T9 サイズのトルクスドライバだけでした。

担当: 衣川 (注意!日本は多湿)

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