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データの価値

beko

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middle on nowhere
PCを構成する部品の中で、最も壊れやすいのがハードディスク
Eyes, JAPAN に持ち込まれる故障PCも、殆どがハードディスク関連のトラブルです。

ハードディスクの故障時に問題となるのは、機器としての価格・修理費がどうこうとということよりも、中に記録されているデータが無事かどうかということです。
システム領域の破壊により OS が起動しなくなった程度であれば、ディスクを他のPCに繋げ替えてデータを取り出すことも (100%ではありませんが) 可能です。
しかし、ヘッドとの接触によりディスクに傷がついてしまったり、デバイスが認識されなくなったりすると、データの復旧はほぼ絶望的となります。(そのようなデータを復元するデータサルベージと呼ばれるサービスも存在しますが、かなり高くつきます。勿論、どんなときでも必ず復元できるわけではありません。)

ある大手ハードディスクドライブ開発企業では、毎日8時間稼働させるハードディスクドライブは5年程度、連続稼働の場合は2年から3年程度が寿命と想定しているようだ。
6年以上経つ大手メーカー製PCでもHDD (リムーバブル) が一切故障を起こさないケースもある。
逆を言えば、半年もせずに壊れるケースもある。

ハードディスクドライブは用途の重要性に照らして製品寿命が極めて短く、その稼動頻度から考えて「壊れ易い物」「消耗品」と断言出来る。
およそ磁気記憶装置が発明された時代から常に、バックアップはデータ保全上重要な課題である。
ある統計では約80%の利用者がハードディスクドライブのデータ喪失を経験している。
また近年、ハードユーザーの間で話題となった RAID も一般的とは言えないが、この問題に対する対策の1つである。
一般ユーザーレベルでも重要なデータをCD-RやDVD-R等の外部メディアへの保存をこまめに行う重要性が古くから唱えられている (この方法でもメディアの耐久性や保存環境等に注意する必要がある)。

大事なデータを失ってあたふたしなくてすむよう、バックアップはこまめに取ることをお勧め致します。

担当: 成田 (ソースコード吹き飛ばし経験者)

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