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ディスコンに寄せて

beko

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先日思いついて久しぶりにPS1のゲームを動かしてみようと思ったところ、PS1用のメモリーカードが見つかりません。ご承知の通り、PS2でPS1のゲームをプレイ中にデータを保存するには、PS1のメモリカードが必要です。確かにあるはずが見つからないのでこの際新品を買おうと思い、探してみてPlayStationのメモリーカード(SCPH-1020)がもう売られていないということに驚きました。純正品の新品は、もう店頭にはないようで、中古品を買うか非純正品を買うしかないようです。かつて低品質な圧縮式大容量カードで幾度となくデータを消失した身としては、重要な情報を保管する記憶媒体には信頼性を求めるのが定石ですが(それにしては激安SDカードに飛び付きますが)、どのような状況で使用されたか定かでないメモリやサードパーティ物を使うに当たっては、寿命が気になるところです。なお、PS3ではHDD内に作成した仮想メモリーカードを利用できるため、物理的なカードを必要としません。HD画質へのアップコンバート機能と併せて、新機種への乗り換え促進戦略であるかのようには思えます。

技術の進歩が激しいこの頃では、現在利用しているものがいつ使えなくなるか分かりません。特定の製品やサービスに依存しそれ無しには立ち行かない状態になってしまうと、いつかサポートが終息し身動きが取れなくなってしまう可能性があります。常に代替策を探る心構えを持つことがが肝心です。

ゲームの場合、人気作であれば新ハードに移植されたり、バーチャルコンソールゲームアーカイブスといったエミュレーションによる提供が行われるものの、旧ハードでしか動作しないという場合が多いでしょう。老スペック指向としては、現行から外れた機種を継続利用する際はパーツの予備を持つべしというのが教訓です。

往事は隆盛を誇った機種が去るのを見る度に時代の変遷を感じます。

ところで、昔プレステに直接繋ぐセーブデータ読み書き用フロッピーディスクドライブがあった覚えがあるのですが、詳細をご存じの方がいればご一報ください。そのような方式が現実的だった時分があったものです。

担当:真水

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