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情報を操るプログラマ

beko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

最近、Inkscape というオープンソースの Illustrator ライクな図表作成ソフトウェアを知り、現在作っているシステムのためにいくつかアイコンを拵えました。 普段プログラミングばかりしている姿を見せているせいか、周りからは画像作成もやるなんて意外だ、と驚かれてしまいましたが、昔はよく作ったものです。 おそらく、かつて音楽を作っていたということ (打ち込みというヤツですかね) を言ったとしたら、さらに驚かれると想像します。

私が、プログラマであることの最大の利点だと思っていることは、個人のもつ全ての技術や知識を生かせる可能性が極めて高い、ということです。 例えば、上記の画像を作る能力はそのままアイコンを作るのに役立たせることができますし、またそのソフトウェアが内部的に使用しているであろうアルゴリズムを推測することもできます。 特定の知識を得れば、それを web の情報として発信できますし、その知識をコンピュータ上で表現できることもあります。組合せの自由度は文字どおり無限大で、関連性の薄い知識を適当 (またはテキトー) につなぎ合わせて何かを作ったり、頭の中で考えた世界を創り出すこともできます。

プログラマは普遍的に存在している「情報」を解釈し、加工し、組合せ、何かを作り出します。 そのため、情報の引出しを増やしておくと、いろいろと有利なのです。 毒きのこ図鑑などを眺めていると、とうとう気が狂ったかと思われたりもするのですが、この情報が使えないわけがないと私は考えています。 活用できないとしたら、想像力が足りないだけであろうと。

担当: 齋藤 (大量の毒キノコの画像を特徴検出してニューラルネットワークで学習させて、未知のキノコが毒キノコかどうかを推測する山男御用達の携帯アプリのアイディアが沸いて出てきたけれど、作る気はしない)

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