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RAIDのすすめ

beko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPAN では毎週のミーティングで勉強会を行い、その様子をビデオカメラで撮影して動画データとして残しています。
ところが先日、そのデータが保存されていたHDDが破損してしまいました。
なんとか復旧を試みましたがやはり破損してしまってからでは遅く、残念ながら300GBを超える勉強会の動画データはすべて失われてしまいました。
HDDの破損では、突然にHDDのデータすべてが失われることになる場合があるので非常にやり切れない気持ちになります。

みなさんも自分のPC (HDD) に大切なデータを保存しているかと思いますが、そのHDDは冗長化されているでしょうか?
冗長化とは、設備の多重化などを行い、万一の事態が起こっても予備の方で正常な状態を保つようにすることです。
ここでいう冗長化とはHDDの冗長化であり、いわゆる RAID (Redundant Arrays of Inexpensive Disks) – 安価なディスクによって冗長性を持たせる技術) のことです。

みなさんは自分のPC(HDD)に大切なデータを保存しているかと思いますが、そのHDDは冗長化(Redundancy)をしているでしょうか?冗長化とは、設備の多重化などを行い、万一の事態が起こっても予備の方で正常な状態を保つようにすることです。ここでいう冗長化とはHDDの冗長化であり、いわゆるRAID(Redundant
Arrays of Inexpensive Disks:安価なディスクによって冗長性を持たせる技術。レイド)です。
先日会社のPCの400GBのHDDが破損し、そのHDDには容量の400GBのうち300GB超のデータが保存されていました。Eyes,
JAPANでは毎週のミーティングで勉強会を行い、その様子をビデオカメラで撮影して映像データとして残しています。その勉強会の映像データなどがその破損したHDDに保存されていました。なんとか復旧を試みましたがやはり破損してしまってからでは遅く、残念ながらデータはすべて失われてしまいました。HDDの破損では、突然にHDDのデータすべてが失われることになる場合があるので非常にやり切れない気持ちになります。
RAIDについてですが、サーバでは当たり前のように導入されている技術です。しかしながら最近では大容量のHDDが安価で販売され、個人のPCで所有するデータの容量も大きくなりつつあります。そうなってくると、HDDが破損したときの損害が大きくなってしまいます。誰しもがHDDの破損でデータを失いたくないというのは言うまでもありません。サーバだけでなくPCでもRAIDをした方が良いのではないかと考えられてきています。HDD故障によるデータ損失の危険性を熟知している人はRAIDをしています。なのでPCの方のHDDでRAIDを行っていない方は今すぐにでもRAIDを行うのが良いのではないでしょうか。
最も単純で冗長性を持ったRAIDはRAID1と呼ばれ、最低2台のHDDで構成されそれぞれのHDDに同じデータを書き込む技術です。RAID1を構築しておけば、万が一片方のHDDが故障したとしてももう一方のHDDにデータが残っているためデータの損失を防ぐことができます。RAIDはRAIDコントローラと呼ばれる専用ハードウェアを用いて構築することも出来ますが、ソフトウェアを使って構築することも出来ます。RAIDコントローラを購入することが出来ない場合はソフトウェアでRAIDを実現するのが良いでしょう。
なぜ今回このような内容を取り上げたかというと、HDDの破損による(精神的)損害が大きかったのと、対策をしないでHDDが破損してデータが失われてからでは遅いからです。バックアップをこまめに取っていればデータの損失は防げますが、HDDの破損に対する対策としてバックアップを取ることは、同じHDDに対してそのバックアップを保存していてはデータの損失は防げないので、バックアップは別のHDDに保存することになります。そうなるとやはりRAIDを構築する方が良いかと思います。ただ気をつけなければならないのが、RAIDを構築したことによってすべて安心かというとそうではなく、自分のミスで間違って消去してしまったデータに対してはRAIDは有効ではありません。なのでRAIDを構築し、かつバックアップも取るのが一番良い対策です。さあみなさんも明日からRAIDを構築しましょう!

担当:金子 (家のサーバでRAID10 + ホットスペアを構築したいと思う今日この頃です。)
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