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生意気に時代を感じてみる

beko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

ああ、今日は何を書こうか。と迷いながら Eyes, JAPAN Blog を開くと、いつもなんとなく流していた文章が目に留まりました。

1997年からほぼ毎日更新

1997年!? と今更ながら小声で叫んでしまいました。
97年と言えば、「もののけ姫」が公開されたり、「ポケモンショック事件」があったりした年です。
その頃自分は7歳で、コンピュータのコの字も知らないような平和な少年でした。
その頃にはもうこのブログがあったと思うと感慨深いものがありますね。

Eyes, JAPAN Blog の記念すべき初投稿はどんな内容だったのでしょうか。
見てみると、数年前と現在の、ネットに対する認識の違いが良くわかります。
個人のメールアドレスが貼られているのです。今ではネットにむやみに個人情報を載せないのは常識ですが、97年ではまだその認識が薄かったのでしょう。

話は変わりますが、先日親戚のおじさんから古いカメラを譲っていただきました。
Canon A-1 (1978年発売) というフィルムの一眼レフです。
A-1は、今となっては付いているのが当たり前になった「プログラムAE (自動露出)」を、Canon が世界で初めて一眼レフに搭載したカメラです。
全電子制御、デジタル表示の露出計、ダイヤル式の絞り設定など、現代のデジタルカメラに通じる要素がたくさん盛り込まれました。
しかし、全電子制御の一眼レフは当時のカメラファンには抵抗があったようで、「電池がなければただの箱」とまで言われていたそうです。
彼らにとってこれらの機能はすべて、「常識はずれ」だったのでしょう。
しかしA-1をはじめとする新世代のカメラ達は徐々に浸透していき、現代のカメラの基盤を築いていったのでした。。。

今の時代では受け入れられないような考え方も、将来思わぬ成功を生むかもしれません。
その機会を逃さないためにも、古い考えに囚われない、柔軟な想像力が必要ですよね。

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