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まるで寄せ鍋

kato

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花吹雪が舞う今日この頃、皆様如何お過しでしょうか。会津も気温が暖かくなり、やっと春らしい気候となってきました。生活し易くなった反面、花粉も徐々に酷くなり始めましたのでゆめゆめご注意下さい。本日Blog当番の加藤でございます。

さて突然ではありますが、皆様が持っているWindowsの印象とは如何でしょうか?皆様が考えているWindowsのイメージは、「名言:仕様です」「一企業に支配されたOS」「ブラックボックス」と、あまり良くないイメージではないでしょうか。そして非Windowsユーザからのネガティブな風潮がやや顕著になってきましたので、ここは一言。

事の発端は本日の昼休み。某Linux愛好家の方と茶を飲み飲み話をしていたところ、”Apache (ウェブサーバ) のインストールのされ方がLinuxの種類によって異なる”、そして”とあるディストリビューション (≒種類) のApacheパッケージが非常に気持ち悪い形でインストールされてしまう”といった事が話題となりました。

さて、ApacheとLinuxといえば、オープンソースによるサーバ構築の鉄板構成です。オープンソース・・・それは、ソースコード公開による自由な開発と、無償の費用/精神を組み合わせた全く新しい(当時)ソフトウェア配布方針・・・(だった筈) それ故か、広く扱われ、凄腕のプログラマさん達の力が合わさり、OS/有償ソフトの類似品/細かい便利なツール等色々なものが公開されました。弊社でも色々とお世話になっている大変ありがたい仕組みです。

しかし、自由過ぎる思想が故に色々と問題が発生します。

オープンソースのもの単品、単品は開発視点ではご意見自由、仕組みを理解できる等非常に自由な仕組みに見えます。しかし、多種他様なディストリビューション、自由が故にバージョン依存のソフトウェアや、自分流儀の仕様のソフトウェアに悩まされた管理者は何人居ましたでしょうか。色々なアプリケーションの設計思想や、そしてメンテナンス側の設計思想などが入り混じり、妥協点、もしくは綱渡りのような細工で稼働とすることとなります。

故、明確な一つの仕様が無い状態でできた「暗黙のルール」に「動かすための協調」といった縛りが、何れにしても発生してしまいます。

先刻の例の場合だと
・Linuxの某ディストリビューションの設計思想
・Apache設計思想
・運用者の設定方針

今回の場合はApache開発者の標準仕様ではあったが、OSの仕組みに組み込む為に使い辛い設定環境を使用するという事となり、Apacheの標準仕様環境を使用したかった運用者が折れることとなります。

折れる事によるある程度の協調は避けられないでしょう。しかし、こういった利用者側からはどうしようもない部分※が出てしまうと、稀に Windows/Windows製品と大差が無いのではなかろうか、とも私は思うのです。五十歩百歩と言いますか・・・。お互い駄目同士、良いところを見て仲良くしたいものです。

カロ藤 (つかれた)

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