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社内勉強会

iwabuchi

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私は2週間ほど前に社内で行われた勉強会で大相撲についてのプレゼンテーションを行った。大勢とはいえない人数かも知れないが、人の前で30分間も話す経験はこれまでになかったので、貴重な経験となった。

プレゼンをするためには、まず何について話すのかを決めなければならない。私はこれに苦労した。一体、プレゼンにふさわしい話題とは何なのか。また、いくらプレゼン向きの話題だからといって自分が十分にその話題について語ることができるのかが問題だった。私は結局、自分の趣味である相撲観戦をプレゼンの内容とした。この時点では、あまり深くは考えず、自分が好きだからという理由で話題に選んだが、後で考えてみるとこの「好きだから」という理由はなかなか重要なことのように思えてきた。

誰でも自分の好きなことならば積極的に知りたいと思うはずだ。
好きだから知りたい。好きだから話したい。好きだから知ってもらいたい。
人を前にして話すときには、聞き手に話している内容について「知ってもらいたい」という情熱をもつことが必要だ。

逆に、好きなことについて話すときに、自分だけの世界に入らないようにすることも大切である。一方的に話すだけでは、プレゼンの内容は聞き手に伝わらない。相手に知ってもらうためには、聞き手の状態を常に意識しなければならない。私のプレゼンではこの点がうまくできていなかったように思う。自分のペースで進めてしまい、聞き手のことを考えていなかった。緊張していたこともあったが、次の機会には直さなければならないところのひとつである。

自分の好きなことを語るときには、得てして、盲目的に話してしまうことが多い。聞き手のことを気にせず、自分の語りたいことを情熱のおもむくままに話してしまう。これは悪例の典型である。重要なことは、自分の持てる知識を総動員して聞き手に話題を理解してもらおうという姿勢だが、これにもバランスというものがある。自分からの一方通行ではなく、聞き手からも情報を得るべきだ。聞き手を観察して得られる情報は、プレゼンの質を向上させるのに役立つ。

分かってはいるんですが、それができないんですよね。
プレゼンの難しさ、ここにあり。

岩渕 (写真の神々しい方は、プレゼンの神様)
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