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医療機器産業の現状

meguro

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

最近は雨が続き、さらに急に寒くなってきました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので気をつけたいところです。

先週の金曜日に会津若松のワシントンホテルで医工連携推進キックオフシンポジウムに参加してきました。
まずは、会津若松の管家市長の話の後に、「東北地域における医療関連産業の現状と取り組みについて」ということで東北経済産業局の寺家氏のプレゼンテーションがありました。
医療関連産業の特に医療機器産業についての市場動向や海外医療機器メーカーの売上状況など具体的な数字を知ることができ、現状把握ができました。
今の状況では海外医療機器メーカーが圧倒的なシェアを獲得していて、日本の医療機器メーカーは遅れを取っています。

日本の医療機器メーカーが遅れをとっている原因として、日本の医療機器市場が小さく、研究開発への投資余力が海外メーカーよりも小さいことがあると考えられます。
海外の大手医療機器メーカーは、欧米との医療機関と連携することにより新製品・新技術の開発をし、いち早く販売し市場に供給しています。
また、市場を開拓するには開発した製品を臨床試験でクリアし、安全性を保証するだけでなく、学会からの認知や新しい技術など広告するためのお金と時間をかけなければなりません。

このように医療機器産業は参入しにくい業種といえますが、地域医療産業が活性化するためにも国や県などのサポートが重要だと思います。
日本は国民皆保険が徹底しているため診療や治療の内容が保険でカバーでき、医療費はほぼコントロールされています。
そのため、医療市場の成長が公的支出の増大に繋がってしまうという要因が難しいところですが、先進医療を代表する日本のこれからに期待したいと思います。

目黒 (週末はアウトレットに行く!)
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