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iPad2発表!

kaneda

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

 みなさん、こんにちは。
暖かい日の日差しが現れ始めたかと思えば、白く舞い散る雪がまた降り始めるという不安定な3月初旬、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
 今日は、つい先日発表されたiPad2とiOS4.3の魅力、比較等について追求していきたいと思います。

 iPadについては、みなさん知っての通り、Appleが約一年前に発売した、タブレット端末です。発売当時は他にタブレット端末はほぼなく、iPadが市場を独占していましたが、最近では様々なメーカーがタブレット端末(主にAndroid搭載タブレット端末)を発売し、徐々に市場の様相が変わってきています。また、昨日Androidでは、タブレット端末用のOS、Android OS 3.0(Honeycomb)を発表し、さっそくAndroid OS 3.0搭載のタブレット端末が発表し、そろそろ発売されようとしていて、Androidがタブレット端末市場を賑わわせていますが、Appleが黙ってその様子を見ているはずがありません!
 前々から、実に様々な噂が飛び交っていたiPad2でしたが、とうとう現地時間で3月2日にAppleから正式に発表され、iPad2のスペック等が正式に公の場に出てきました。
 まず、ディスプレイについてですが、iPhone4にRetinaディスプレイが搭載され、iPad2もRetinaディスプレイになるのではないかと一部で噂されていましたが、最終的にiPadと同じ1024 x 768に落ち着いたようです。しかし、私個人としては、iPad2で縦横2倍のディスプレイが出されたとしても、現状のPCのディスプレイの事を考えると、開発者側としては未だ十分にiPadのRetinaディスプレイを使いこなす事ができないのではと考えていました。端末のディスプレイだけがよくなりすぎても、結局開発をするにはMacでしか開発ができないため、PCのスペックも重要であると思います。昨日発売されたMacBookPro13インチ等を見ても、ディスプレイの解像度が上がってないところを見ると、iPhone以外は未だディスプレイの解像度を上げる事を考えていないのではという見解に至る事ができます。まぁ、まだコストパフォーマンスやバッテリーの持ちを考えると、iPad2はRetinaにすべきでないと考えたってことも考えられますが。
 バッテリーの事に触れたので、次にバッテリーの話をしますと、iPad2はiPadと同じ10時間駆動を実現しています。これは、iPad2がiPad、iPhone4よりも薄くなったということを考えると、すごい事です。大概の端末は、薄くすればするほどバッテリーの持ちが悪くなり、それを嫌う為に薄くするのには反対であるというユーザーがいる事も事実です。しかし、薄くしたのにも関わらず、iPad2ではiPadと同じ時間駆動する事を可能としたのです。
 次に触れる内容としては、前面、背面にカメラがついた事です。これにより、今までiPadの大画面でできなかったFacetimeを使う事ができます。遠距離恋愛中のカップル等、iPhoneよりも大きな画面でテレビ電話をしたいというユーザーの方々には、待ち遠しかった機能ですね!
 最後にiPad2の特徴としてあげられるのが、CPUがA5搭載となる事です。今まで、iPhone4、iPadとシングルコアのA4を搭載していましたが、今回のA5はデュアルコアとなります。しかも、一つ一つのコアが1GHzと、A4と単純に比較すると、A4の2倍の処理能力となっています。しかも、グラフィック性能は最大でiPadの9倍と、大幅に性能アップが図られています。これで今までこんな重い処理はさせられないとあきらめていた機能を、開発者は実装することができるんじゃないかなと思います。

 そして、次に触れる内容としては、iOS4.3が11日にリリースされる事です。今回私が注目したい事としては、AirPlayがサードパーティアプリで使用可能となった事です。
 AirPlayがサードパーティアプリで使用可能になったというのは、今まではAirPlayはAppleのみがアプリに組み込む事ができていたのですが、今回のアップデートを機に、私たちが作るアプリに組み込む事が可能となりました。ただし、現在AirPlayを使ってできる事は、リファレンスを見る限り、ビデオ等をAppleTVに出力することのみです。しかし、AirPlayが使用できるのは、アプリだけでなくHTML5のvideoタグでも使用できます。
 具体的にどうすればいいかというと、アプリではMPMoviePlayerControllerで、allowsAirPlayプロパティをYESにすることで使用可能となります。
 また、HTML5では、videoタグでx-webkit-airplay=”allow”とする事によって、使用可能となります。どちらもまだ試してはいないので、どのようになるか詳しく書く事ができないのが残念です。
 また、本当は注目していたもう一つの機能、ジェスチャーについてですが、iPadで4本、5本指のジェスチャーが新たに加わる予定だったのですが、どうやら開発者向けのβ版にはあったのですが、カスタマー向けの一般リリースのiOS4.3には搭載されないようです。下のホームボタンを2度押しせずにジェスチャーだけで起動中のアプリに切り替えられるというのは魅力的だったのですが…

 この様に、様々なアップデート等があり、iPad2は日本時間で3月25日、iOS4.3は11日にリリースとなります。ちなみにいい忘れていましたが、iPhone4ではホワイトがまだでていないにも関わらず、iPad2ではホワイトも同時発売する事が決定しています。写真を見る限りでは、背面がガラスになっていないため、ホワイトの製造が簡単であったという事が、iPhone4よりも早くホワイトを発売できた要因ではないかと考えています。そして、私は今回iPad2のホワイトを購入します。早く実物を触って、iPad2に最適化したアプリをリリース出来ればなと考えています。

 担当: 金田 (aizu.tvアプリをアップデートします。お楽しみに!)
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