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頭の中の立体

iwabuchi

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

私は時々、趣味として3DCGモデリングをするのですが、モデリングをする際は、いかに完成形のイメージを細部まで思い描けるかが重要だと感じています。
特に、人体モデリングでは、人という複雑な構造をもつ立体を多角形のみで表現しなければならないのですから、半端な立体しか想像できないのであれば苦労することもあるでしょう。

例えば、一見簡単そうな首まわりの表現。そんなもの胴体から首が伸びているだけではないか、と高を括ると完成品を見た時に例えようのない違和感に襲われることになるでしょう。
自分は首まわり程度ならイメージできる、と思う人はそれを絵に描いてみてください。
たとえ正面図でも、思い描いた通りのものを絵に出来る人は少ないかと思います。
モデリングでは360°どこから見ても自然な立体を作らなければいけないのですから、かなりしっかりとしたイメージを想像できなければなりません。

私はそれほど上手に完成形をイメージすることができないので、実際にモデリングをする段階では、何度も写真と見比べながら作業を進めるほかありませんでした。
頭の中にあると思われたイメージは、いざそれを出力する段階になると、いかに曖昧なものであったかに気付きます。曖昧であるがゆえに、実物の写真等でイメージを補うしかないのです。

このように頭の中のイメージと現実は乖離している事が多々あります。絵を描くときやモデリングをするとき、頭の中では素晴らしいものが出来ている気がするのにそれを形にする事ができない、という経験はないでしょうか。
作曲をしたり文章を書くときもそうです。
頭の中に素晴らしい作品につながるようなイメージがあり、自分ではそのイメージの良さを漠然ながら感じている。
しかし、それを他人が理解できる形で提出することができない。
なんと歯がゆいことでしょう。
こうした経験は、寝ている間に見た夢を、うまく説明できないことにも似ていると思います。

私は、私の頭の中にある素晴らしいものを自分の中だけに収めておくのは、惜しいと感じています。
しかし、今の私ではイメージをうまく形にすることができません。
いつか、私の頭の中を余すことなく表現することができれば、と思います。
当面はこれを実現するために、脳内イメージを出力する練習を続けるしかなさそうです。

担当: 岩渕 (単なる球でも表現の仕方は無限大)
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