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そろそろ春が…?

kaneda

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPAN Blogをご覧のみさなん、こんにちは

会津では、急に吹雪いたり大雨になったりと、天気が慌ただしい日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、新しいiPadについて記事を書いてみたいと思います。発売からそろそろ2週間じゃん!っていう突っ込みは置いておいて、ここでもう一度、新しいiPadの魅力について触れていきたいと思います。

実を言うと、新しいiPadを私は買ってはいません。解像度変わっただけだし、CPU変わらずにGPU変わっただけだから別にいらないやー。というわけではなく、ただ単純に今度の4月から会津大学の大学院に進学するため、その入学金諸々でお金がないため、泣く泣くあきらめたのです…(3Gの64GBモデルだったので、別にそこまで不自由はしていないのですが… ということで、今は会社で購入した新しいiPadを使って開発しています。

前置きはこれくらいにして、中身に入っていきましょう。まず、さっき軽く触れた通り、今回一番の注目すべき変更点である、解像度が変更された点です!前までは、1024x768pxだったのですが、今回の新しいiPadでは縦横それぞれ倍の2048x1536pxになっています。dpi(dot per inch, 1インチあたりのドット数の事)で表すと、以前は132dpiだったのですが、新しいiPadでは264dpiになっています。倍のdpiになっていますね。ちなみに、参考としてiPhone4のRetinaディスプレイでは326dpiです。こちらと比べると、どうしても低いように感じますが、それでも実物を見ると、全然差を感じないくらい綺麗になっている事を実感できます。ディスプレイの解像度が変わるだけで、やはり全然違いますね。

次に触れるのは、CPUがA5からA5Xになった事です。噂では、A6でクアッドコアになるのではないかという記事もありましたが、A5Xになりました。変更点としては、コア数はデュアルなのですが、GPUの方がクアッドコアになった事です。これにより、今までよりもよりグラフィック性能が上がった事になります。解像度が上がったので、やはりGPUの性能強化は欠かせないところですね。安定性が向上していると思います。そこまでグラフィック性能を必要とするアプリを今までいじってなかったので、明確にグラフィック性能の向上を体験できないのが悔やまれますが…

次の内容としては、メモリが強化された事です。iPad2では、512MBのメモリを積んでいたのですが、今回は1GBにアップしました。こちらも、ディスプレイの解像度が上がり、メモリの使用量が増えた事を考えれば、必然的に必要になってくる仕様変更だと思います。メモリが増えた事によって、開発者としても、今までよりもメモリを必要とするアプリを作れる事になるため、うれしい変化です。

と、スペックばかり話していても、既に他のニュースサイトで取り上げられていたりするため、ここからは開発よりな話をしていこうと思います。まず、第一に問題にあがってくるのが、アプリのRetina化です。iPadがRetinaになれば勝手にすべてのアプリがRetina対応になる。そんな風に考えている方はいますか?もちろん、自動的にRetina化する部分はあるのですが、すべてというわけではありません。画像を用意して、その画像をアプリ上に使っていた場合、この部分に関してはRetinaにはなりません。そのため、Retina化するために、Retina用とRetina以外用の2種類の画像を用意しなければならないのです。ちなみに、iPhoneでも同様の事が起きています。ただ、iPhone用のアプリは、もうすぐRetinaになって2年が経つため、今では結構なアプリがRetinaに対応しているように見えます。それで、話を戻しますと、2種類の画像を用意するのですが、ただでさえiPadは画面サイズが大きく、iPhoneアプリなどと比べると準備する画像が大きかったのですが、 Retinaになってさらに画像のサイズが大きくなってしまいました。下手すると、1つの画像のサイズが、2~3MBに達してしまうほどです。背景でグラデーションのかかっている特殊な画像を作ってもらったりすると、大きくなる可能性が高いです。しかし、だからといって、アプリによってはこういう画像を使って初めてアプリとしてしまるアプリになる事もあります。そういう部分に関しては、もしもプログラム側でコードで生成できるならば、そちらで作る事でアプリのサイズを減らす事が出来るでしょう。コードで生成して表示するときにも、生成の時間の問題があるため、あまりにも時間がかかるならば、画像の方が良いと思います。ただ、iPadの利用環境は、ほとんどの人がWi-Fi環境がある中でアプリをダウンロードしている様な気がするので(Wi-Fi版があるため)、3Gで落とせる20MBにこだわる必要がそこまであるわけではないと思います。しかし、やはりあまりにも容量が大きくなると、Wi-Fi環境でも時間がかかるため、フラストレーションを軽減するために、こういう工夫が必要であると思います。

また、開発者だけでなく、デザインの方も苦労する事になりました。現状、新しいiPadが出たばかりであり、それに対応したサイズのフレームが無いため、各々でサイズを作って作成する事になります。サイズが倍になっているだけなのだから、そこまで大変じゃないんじゃないの?と思っている方、問題はそれだけではありません。これは、開発者がMac上のシミュレータでアプリをチェックするときにも言えるのですが、現状、縦置きで新しいiPadの画面の確認をする際に、解像度の都合上、ほぼ必ず画面からはみ出る事になります。縦が2048pxで、iMac 27インチの縦の解像度が1440pxなので、明らかに足りません。Appleはこのままでいいのでしょうかねぇ…

一応、噂では前々からRetinaなMacBookPro等が出るのではないかという噂はあります。つい最近、Mountain Lionの一部のアプリケーションの画像が、縦横2倍ずつになっているという情報があったりするので、これはMountain Lionが出る夏、もしかしたらRetina対応のMac製品が出る事になるのかもしれません。もしもiMacのRetinaが出たとして、縦横それぞれ2倍になったとすると、1440x2560pxから2880x5120pxになることになります。こんなiMacが出たら、ぜひ使ってみたいですね!

長々と、iPadの事だけでなくMacについても書いてきましたが、もう少し経つと今度はiPhone5の話題が上がってくる頃です。私は今、iPhone4を使っているため、iPhone5が出たら買い替える予定です。今ある噂では、もしかしたらディスプレイのサイズが4.6インチになるのではという噂があったりします。そうなると、ますます解像度がどうなるのか気になるところですが、どうなるのかはいずれ分かる事でしょう。楽しみにしながら待ちたいと思います。

注: 解像度の表記は、すべて縦x横で表記させていただきました。公式では横x縦で書いてあったりしますので、異なるという点にご注意ください。

担当: 金田 (この前の卒業式で、学部長たちの座ってる目の前の席になってしまい、とても緊張しながら式に参加していました!

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