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netcat mode

hanyu

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

4月に入りまして、もう巷は入学式シーズンですね。
入学式といえば満開の桜ですが、会津は今日吹雪いていました。 関東出身の僕にはとても4月とは思えない寒さで東北の厳しさを実感しています。

今日はsshのtips(というか僕が最近知った便利なこと)について書こうと思います。
仕事なり大学なりでサーバをいじる場合、大抵の場合踏み台があってそこを経由してから目的のサーバーにアクセスしますが、面倒臭いです。
巷でよく見るtipsなどだと、proxycommandにncを使って踏み台経由でアクセスするというのが多いと思いますが、ncをインストールできないだとか、そもそも踏み台からはssh以外は使えないようになっているだとかいう環境だと手も足も出ません。
ところで最近のOpenSSHにはnetcat modeなるものが実装されているのをご存知でしょうか?
とても便利なのにあまり話題になっていない様な気がしますが、ncと同様の機能をsshクライアントに組み込んだ様なものです。ということは手元のクライアントが最近のOpenSSHなら踏み台の環境を問わずにコマンド一つで目的のサーバーにアクセスできますね!
僕は以下のように~/.ssh/configに書いて使ってます。お好みでIdentityFileやUserを設定するともっと便利になります。

Host srv1 #踏み台
Hostname srv1.exsample.com
Host srv2 #目的のサーバー
Hostname srv2.exsample.com
ProxyCommand ssh srv1 -W %h:%p

これでいつもどおりにsshすれば踏み台を勝手に通して目的のサーバーにアクセスできます。
$ ssh foo@srv2

 

まだまだ寒い会津からみなさんの打鍵数が減ることを祈って
担当:羽生(まだこたつむりをやっています)

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