Appleは、今週月曜日からサンフランシスコにて開催されている毎年恒例の「WWDC 2012」において、今年も新製品・サービスの発表を行っています。中でもiPhone・iPadの次期OSとなる「iOS 6」については、新しい要素や注目すべき改良点が数多く明らかにされました。

主なものは下記の通りです。

• Googleマップに代わり自社製として一新し、立体的な空撮画像を閲覧できる「Flayover」やナビゲーション機能を追加した「Maps」アプリ
• チケットや会員カードをまとめて管理し、位置情報を元に店舗のプロモーションを行う「Pathbook」
• 車運転中にナビ・オーディオの音声操作を行う「Eyes Free」など、「Siri」を活用したサービスの強化
• 「Facebook」の統合による、各アプリでの写真、地図、カレンダーの共有や近況の投稿
• 携帯電話ネットワークでも「FaceTime」を利用してテレビ電話可能
• 業務端末やキオスク端末としての提供に便利な、ホームボタンを無効にしてアプリの切り替えを制限する「Single-app mode」

特に、これまでの方針を一変させた地図アプリや、NFCの普及を見込んだと予想されるPathbookは、注目を集めています。弊社でも早速ベータ版をチェックしており、地図については国内の情報がまだまだ揃っていない段階であるものの、正式公開までに整備を進めてくることを考えると、今秋のリリースが待ち遠しく思います。

また、開発者としては様々な新機能の開放や、アプリをより使いやすくするためのAPIの改良を期待したいと思います。