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身近な既存の技術

murakami

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

こんにちはみなさん、暑い中ですがいかがお過ごしでしょうか?熱中症になったりしていませんか?
今日はSIGGRAPH2012参加中ということでアメリカからお届けしております。

今回の内容は現在参加しているSIGGRAPH2012で私が気になっている分野についてです。

今回個人的に気になっている分野が主に以下のもので
・OpenGL* (OpenGLES等を含む)
・GPGPU
・AR関連
となっています。
今回はこの項目についての紹介を・・・

OpenGL*は初めて触ったのが3つ目にも出てきているAR関連のものに初めて触った高校1年の頃で、現在はiOSアプリケーション開発ということでOpenGLESに若干触れています。
またGPGPUに関してはNVIDIAのCUDA等の技術が挙げられます。
ARに関しては最近Nintendo3DSをはじめとした様々な分野で利用されているため私たちの身の回りにありふれている存在ではないでしょうか?

基本的にOpenGLは様々なコンピュータの分野において私たちの身の回りにあり、また一般的であるため各種使いやすくなっているライブラリ等々も配布されています。例えばiOSならばOpenGLESを用いてゲーム等を作成したい時に有用なCocos2Dなど、環境にあったものが様々あります。
一方GPGPUはというと、基本的にグラフィックボード依存であるため以前まではどちらかというと一般的ではなかったイメージです。しかし近年はグラフィックチップ統合型マザーボード等が出始めており、身近になっているのではないかと思います。また「GPGPUで何ができるのか」ということに関しては、基本的に「並列処理を用いた何か」としておくといいかもしれません。基本的にパワーが必要な処理に有効です。
ARは拡張現実という概念であり、基本的にはなにかマーカーになるもの、例えば上に印刷した四角いマーカーをはじめとし、GPSの地点情報等を利用し、その地点に対して追加の情報(3Dオブジェクトやテキスト情報など)を表示するというものになっています。近年様々な分野で扱われていますが個人的にはそろそろもう少し拡張した技術が出てきてもいいのではないかと思っています。

OpenGLに関しては環境まで何とかなれば基本的にフリーで学習・開発することが可能かと思います。またGPGPUに関してはサポートしているGPUを搭載しているか否かにもよってきますが、持っている場合はそのままで、そうでない場合は購入の必要があります。またGPGPUに関しては基本的に(NVIDIA GPUの場合)メーカーサイトにてSDKやサンプルコード・またチュートリアル等の開発目的のものも無償提供(自分が知っている時点では)しているので、興味があり、且つそのハードウェアを持っている方はぜひ一度ご確認してみてはいかがでしょうか。最後にARに関しては ARToolKit とどこかの検索エンジンに投げ込んで検索してみると幸せになれるかもしれません。わかりやすいチュートリアルと共に開発情報・サンプルコードなどなどがおいてあるサイトが様々でてくると思います。

SIGGRAPHも残すところあとわずかですのでしっかり見てきたいと思います。


担当:村上(@LAの気候が快適すぎて・・・)

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