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ダウンロード販売について

kaneda

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みなさん、こんにちは。

今日は、少しゲームの話をしてみようかと思います。

先日、今まではカードのソフトを発売するのが中心だった3DSの最新タイトルで、インターネットを通じてソフトを買う事が出来るダウンロード販売がメジャーなタイトルで行われました。

今では、昔とは違いインターネット環境も整い、SDカードなどの保存媒体が広く使われています。その為、ソフトウェアをダウンロードしてもらい、SDカードに保存してそこから読み込みをする事でゲームが出来るという方法が、普及化する事が出来る様になった一要因であると思います。もちろん、他の様々な要因も絡んでいると思いますが。

このダウンロード販売で何が変わるかと言うと、もちろんユーザがわざわざ発売日にお店に出向く事無く、家でソフトをダウンロードし、すぐ遊び始められると言う点です。もちろん、ダウンロードの為にプリペイドカードを買わなきゃいけなくて、店に買いに行くと言う人もいますが、今まで有名なタイトルが発売の日に店の前に行列ができていたのが、並ぶ事無く絶対ゲームが手に入るというのは、ただゲームがやりたいと思って仕方なく並んでいた人たちにとっては、とても喜ばしい事です。この様に、様々なメリットがあるダウンロード販売が、広く普及されようとしているのは、間違いなくゲーム業界が変わって行く要因となるでしょう。

もちろん、メリットだけではなく、デメリットも存在するはずです。すぐ出て来る物としては、ゲームソフトを実際にパッケージに入れたりして、ハードウェアを作っている工場の必要性についてです。ダウンロード販売が普及化すれば、必然的に工場の必要性がなくなっていきます。それに伴い、失業者が増える等の出来事が起こる可能性だってあります。

さて、ここで挙げたデメリット、どこかで見た事があるような問題ですよね?その分野を知っている人は、すぐ分かると思います。そう、電子書籍の普及化に伴うデメリットの一つとほとんど同じです。今は、一部の書籍のみが電子書籍となっていますが、もしも全ての雑誌が電子書籍となってしまったら、多くの工場がつぶれてしまうかもしれません。週間雑誌などは、ある程度の期間が経ったら、捨てなくては次から次へと溜まってしまうからです。そうなると、捨てる手間が増える為、電子書籍で読む人が増えるでしょう。その為、紙の雑誌の出荷数が少なくなり、多くの工場の必要性がなくなってしまうため、つぶれる可能性があるという話です。

しかし、それでも資源の節約と言う観点からすると、ダウンロード販売はとても都合のいい商売の方法です。インターネットを通じてデータを配布するだけですので。

私個人としては、今回のこのゲーム業界のダウンロード販売の普及化を、これからのダウンロード販売のあり方に役立てて欲しいと思います。普及化が進むにつれ、今まで見えなかった課題が出てきたり、または問題の解決方法が見えてくる事でしょう。そうすれば、この経験を元に、他の商売でダウンロード販売を進める事ができます。そうする事で、資源の節約という意味での省エネになり、エコにつながると思います。

これから、この3DSのダウンロード販売を皮切りに、どうなっていくか、見守って行きたいと思います。

担当: 金田

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