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その言葉は本当に同じものなのか?

きたざわ

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

私はいま、とある準備のために色々な人にひとつの質問をしています。
質問の内容は「○○という言葉からイメージすることは?」という少し漠然としている内容なのですが、その回答の豊富さにわくわくさせられています。
それだけ、そのモノに対する個々人のイメージがバラバラとしているということです。

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それと似たようなことは、日常のコミュニケーションでもネガティブな意味で起こっています。
具体的には、同じ話題を話していたと思っていたのに微妙に話しが食い違っていたり、自分が言った意味とは違う認識で相手に受け取られて、誤解を招いてしまったりすることが挙げられます。

それは、その対象となるモノの定義が曖昧なまま(つまり個々人のイメージのまま)なされてしまうのが、原因にあるかと思います。
表現の幅の広い日本語は、曖昧な言い回しをしたり、言葉の裏をかいたり、言葉に別の意味を含ませたり…いろいろなことができてしまう。複雑で分かりづらい言語なので、こういったコミュニケーションミスが起こるのは想像に難くないでしょう。
「話しが通じているから、私の話す言葉でお互いの認識は同じだろう」と安易に考えるのは危険ですね。

こういったすれ違いは、相手への思いやりを持って、会話にきちんと耳を傾けることで防げることかと思います。
相手の温度に合わせた話しをする、ぼんやりとしたイメージで会話をしない、誤解の無い話し方をする…等。
相手のことを思いやって正しい言葉で話すということは気をつければ出来ることですが、ついアツくなってしまい自分本位の言葉に走ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。私はやってしまって後悔することが多いです。

無駄なディスコミュニケーションを生み出さないで、気持ちのよいコミュニケーションをソツなくこなせる素敵な人間になりたいものですね。

担当:北澤(言葉って難しい)

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