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文章を書く際に気をつけるたった 3 つのこと

Masato Kaneko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

技術者でありながら、技術系ネタでない記事を書くのは大変恐縮ではございますが、ご容赦ください。

メールやブログ記事などの電子媒体において、プレーンテキスト形式で比較的長い文章を書く時には、私は個人的に以下の 3 つのルールを実践しています。

【ルール 1】 一文毎に必ず改行する。(段落区切りには必ず空行を入れる。)
【ルール 2】 英数字は必ず半角を用い、マルチバイト文字による文章中では、英数字の単語の前後に必ず半角スペースを入れる。
【ルール 3】 主語や修飾関係に気を配り、語順に気をつける。

このようなルールを実践している理由としては、文章の『読みやすさ』と『分かりやすさ』、それに『表記の一貫性』に気をつけているためです。

まずルール 1 に関しては、どんなに長い文章であれ、短い文章であれ、私の書く文章では、原則として一文毎に改行していることにお気づきでしょうか。
長い文章を一行に続けてしまうと、文の切れ目が分かりづらかったり、詰め込み過ぎな印象を与えてしまい、非常に読み辛い文章となってしまいがちです。
ですので、そういった読む側への負担をなるべく減らすために、必ず一文毎に改行、段落区切りには空行を入れるようにしています。

続いてルール 2 に関しては、人が読むのに読みやすかったり、分かりやすかったりするためというのもあるのですが、コンピュータやプログラムに配慮して、曖昧さを排除し、用語などの表記に一貫性を持たせるためでもあります。
また、日本語のようなマルチバイト文字による長い文章の中に半角英数字の単語があると、半角英数字の単語がマルチバイト文字の文章の中に埋もれてしまいがちなので、半角英数字の単語を書く場合には、前後に必ず半角スペースを入れることで少し目立たせています。

分かりやすくするために具体例を挙げてみます。

【ルール 2 に従わない場合の具体例】

  • USBメモリ
  • キャッシュDNSサーバ
  • CPUクーラー

【ルール 2 に従う場合の具体例】

  • USB メモリ
  • キャッシュ DNS サーバ
  • CPU クーラー

このように、英数字は必ず半角を用いて、日本語の文章中の半角英数字の単語には、前後に半角スペースを入れることで、読み手やプログラムへの配慮、さらに表記を統一することで曖昧さをなるべく排除するように努めています。

最後のルール 3 に関してですが、例えば次のような二つの文章を見てみてください。

  1. 明日は雨だとこの地方の自然に長くなじんできた私は確信した。
  2. 私は友人が話していた映画を見たいと思った。

上記のそれぞれの文章は、次のようにしてみるとどうでしょうか。

  1. この地方の自然に長くなじんできた私は明日は雨だと確信した。
  2. 友人が話していた映画を見たいと私は思った。

主語や修飾関係に注意して単語の位置や語順を修正すると、誤解を招くことが少なく、比較的読みやすい (意味の通りやすい) 文章を構成することが出来ます。
上記のように、修飾語は非修飾語 (修飾される語) の直前に置くと良いのではないでしょうか。

長い文章を書く上で、今回紹介したような些細なルールを守り、読み手に対してほんの少しの配慮をするだけで、文章の読みやすさや分かりやすさは大きく変わります。
せっかく長い文章を書いているにも関わらず、読みにくく分かりにくい文章では、本来伝えたかったことが伝えられないということも起こり得ます。
この記事を読んでいる方が、次に長い文章を書く時から、今回ご紹介したような簡単なルールを実践して、本当に伝えたかったことを正しく伝えられるようになってもらえると私は幸せです。

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