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会津にも桜の季節がやってきます

Sayo Takano

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

最近、暖かい日が続きまして例年より早く福島県でも桜が開花したそうです。

朝晩はまだ寒い会津ですが、半月も過ぎると桜の開花時期になります。毎年たくさんの観光客が訪れる鶴ヶ城。私も毎年見に行きます。桜の中に見るお城がこれまた格別ですね。

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さて、他に桜の名所と呼ばれる箇所があります。「会津の五桜」ご存知ですか?

石部桜

会津若松市内にある桜です。「八重の桜」のオープニングにも出てきた桜で、中世の会津、葦名の重臣石部治部大輔の庭にあった遺愛の木であると伝えられています。寛文6年(1666年)に編集された「会津風土記」にも名木として記されています。推定年齢650年という樹齢は県内でも有数のエドヒガンで、樹高11m、計8本の幹全体の枝張は20mに及ぶそうです。淡いピンクの花が咲き誇る満開時の姿はまるで桜の森の様。見頃は4月中旬~下旬。周囲が田んぼなので一際目立ちます。(会津若松市一箕町八幡石部)

薄墨桜

会津美里町にある伊佐須美神社の御神木と伝えられている桜です。花は八重に一重も交わり、咲き始めは薄墨を含んだ白色から次第に紅色を帯び、終わりには中心部が濃い紅色となります。また、花の中にも早咲き、遅咲きの物がある珍しい桜とのこと。「香りの薄墨桜」と称されるほどにその香りが見事で、開花すると境内いっぱいが桜の香りに満ち溢れると言われています。見頃は4月下旬で普通の桜より遅いようです。満開時、圧巻されるほど花が咲くわけではありませんが、とても風情のある桜です。(大沼郡会津美里町伊佐須美神社内)

虎の尾桜

会津美里町にある法用寺の観音堂前にある桜です。名前の由来は、その形から虎の横たわる姿に見立てた説と、おしべの変化した旗弁が花の中央から出ているところからそう呼ばれるようになったという説があります。3本の幹から延びる枝に淡紅色の美しい花を咲かせ、 花は八重で薄紅色、非常に珍しい桜です。新編会津風土記(文化6年 1806)にも記されている古木です。見頃は4月下旬とのことですが、少し遅いようです。桜のある法用寺には、県の重要文化財三重塔が建っています。これは会津で唯一残存する三重塔です。また、法用寺にあるケヤキの一本彫りの金剛力士像(こんごうりきしぞう)・観音堂厨子(ずし)や仏壇などは、国の重要文化財に指定されています。(会津美里町大字雀林法用寺内)

大鹿桜

猪苗代町にある磐椅神社(いわはしじんじゃ)内の桜で、花の色が白から次第に鹿の毛色に変化することから「大鹿桜」と名づけられたという名木。標高580mの高地に生息している桜で、別名「翁桜」。社伝によると今より約一千年前、村上天皇の勅使が参拝のとき京都から持ってきて植えたとなっているそうで、現在の桜はその子孫とのこと。
花の中心からおしべが緑化したものがでているので、ちょうど花の中から葉が出ているように見える珍しい桜だそうです。見頃は5月上旬と遅く、本州で最も遅く咲く桜とも言われているようです。(猪苗代町西峰・磐椅神社)

杉の糸桜

会津坂下町にある薬王寺境内の桜で、満開時には白色の花が幾重にも流れ落ちるように見えるしだれ桜です。天正年間(1573年〜1590年)に宮城郡から移植された3株の枝垂桜が始まりと伝えられ、現在のものは2代目で樹齢約200年と推定されます。見頃は4月下旬だそうです。また、薬王寺には「杉の糸桜」だけでなく、「薬王寺八重(コヒガンの変種」や「会津枝垂れ(シダレザクラの変種)」「ソメイヨシノ」も咲き乱れ、桜の名所、撮影スポットになっています。(会津坂下町杉地区薬王寺)

いかがでしたか?1箇所に1本というのがこの五桜です。満開の鶴ヶ城の迫力には負けますがそれぞれに歴史があり、趣きがあり、風情があります。お寺や神社にあるのが多いので、ゆっくり時間をかけながら、歴史を感じながら、文化財を見ながら、会津の五桜巡りをしてみてはいかがでしょうか?

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