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VLANにおけるL2スイッチとL3スイッチの違い

Yuta Sekine

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

自宅ネットワークをVLANを切って構成しようとした際に少しつまずいてしまいました。理由は当たり前にして理解していることが作業中に忘れてしまっていたことです。
まず、それぞれの危機がOSI参照モデルのどの層に存在するか?
L2スイッチ => データリンク層
L3スイッチ => ネットワーク層

L2スイッチはデータリンク層なので各機器間の通信をMACアドレスをもとにパケットの転送をします。L3スイッチはデータリンク層の上位のネットワーク層に属し、IPアドレスを元に転送をします。

VLANとは
VLAN(Virtual LAN)は物理的に接続をされている機器を仮想的なLANに分けて構成することができる技術です。これを用いることで、1つのルータ内に複数の仮想的なLANを構成することができます。作られたあるVLANから他のVLANへの通信は普通はできません。これによりブロードキャストドメインを分割することができ、トラフィックの管理や各機器間のアクセス制御をしやすくすることができます。
そしてL2スイッチとL3スイッチの両方においてVLANを分けることは可能です。ただし、そこには大きな違いがあります。それは VLAN間の通信の制御がL3スイッチのみ行えるということです。つまりL2スイッチはVLANを構成することができるが個々のVLAN同士の通信を転送できず、L3スイッチは個々のVLAN同士の通信を転送することができます。

終わりに
そもそもL2スイッチとL3スイッチのパケットの転送の仕組みを理解していれば当たり前のことだと思いますがつい夢中になってしまうとそんなことすら忘れてしまうので気をつけようと思いました。

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