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サービスデザインワークショップ~Living Anywhere(若者たちと全く新しい地方創生を考える)~開催レポート2日目

Misato Usui

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

 

■ アイデアのブラッシュアップ

2日目は朝9時からスタートしました。今日は全てのワークをチームで行っていきます。

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まずは自己紹介でチームのアイスブレイク。
 

(1)発展ブレスト

チームのアイデアをさらに発展させるために、発展ブレストを行いました。
ブレストのポイントは…

①質より量を重視。
②くだらないことも口に出す。
③他の人のアイデアを否定しない。むしろなるべく褒める。
④他の人のアイデアに乗っかる。さらに発展させる。

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創造性のエンジンを回してどんどんアイデアを広げて行きます。
 

(2)アイデア・スケッチの清書

ブレストで広げたアイデアを今度はアイデア・スケッチを清書するというかたちでブラッシュアップしていきます。

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わくわくするアイデアがたくさん出て、どうまとめようか考え中。
 
 

■ 一連のサービス体験を描く

サービスデザインの手法の一つであるエクスピリエンスジャーニーを体験的に理解してもらうため、みんなで考えたアイデアをコマ漫画仕立てのストーリーとして整理しました。

実際にサービスが利用される場面を想像しながら、サービスの実現性や価値を検証していきます。

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起承転結を意識しながらストーリーを考えていきます。
 
 

■ 成果発表

最後に各チーム5分ほど最終的なアイデアの詳細とストーリーを発表しました。

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『ONSEN in Your House』
自宅のバスルームで世界の温泉を堪能できるアイデア。視覚だけでなく香りや臨場感のある音なども再現し、五感を刺激したよりリアルな体験ができる。

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『どこでもドアサービス』
VRとモーションキャプチャを用いて居たい場所に居ながらいろんな付き合いができるアイデア。ストーリー発表では、リモート同窓会の例を挙げた。

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『レゴハウス』
可動式で用途に合わせて拡張できるハイテクトレーラーハウスのアイデア。家ごと移動できるようになることで各地の交流人口を増やす。

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『Ina Carmmunication』
高齢者にも使い易いアナログを含む通信手段で相乗りサービスを実現するアイデア。移動によって地域の交流を促す。

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『早戸温泉つるの湯を仕事場に 年間パスポート』
地域で愛される温泉をシェアオフィスのように使える年間パスポートを発行するアイデア。家に閉じこもりやすい在宅ワークの問題を解消する。

 

サービスのタッチポイントの問題点を改善したアイデアや、既存のリソースを有効活用したアイデア。ブレストやアイデア発想で出た様々な要素をうまく組み合わせたアイデアなど、どのチームもユニークな発表でした。

 
 

■ まとめ

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清匠庵の前で集合写真
 

今回のワークショップでは、アイデアソンの流れにサービスデザインの様々なツールや反復しながら進めていくプロセスを取り入れ、より効果的なアイデア発想を目指しました。

オープンイノベーション(共創)によって、『みんなでアイデアを出し合う』、『他人のアイデアに乗っかる』相乗効果でアイデアがどんどん発展していく楽しさを体験していただけたでしょうか?

これからもサービスデザインを用いた交流の場を提供する取り組みを続けていきたいと思います。

(薄井)

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