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初心者にオススメ歴史小説3選!

Tetsu Kan

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

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あけましておめでとうございます。

最近もRuby on Railsをバリバリ書いている韓です。
Eyes, JAPANに入社して早3ヶ月弱が経ちました。この3ヶ月でも色々と学んでおり、コーディング力はもちろんプロジェクトの進め方、タスク管理の仕方、お客様の要望の応え方などただ本読んだり、話を聞くだけでは得られないような体験をさせていただいています。

今年の抱負としてはプロジェクトを一つ引っ張っていける存在になって、その事業を大きくすることです!

私の抱負はここまでにして、今回は私がオススメする歴史小説を3つ紹介します!(私の記憶で書いているので間違っていれば申し訳ありません!)

竜馬がゆく(全8巻)

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著者:司馬遼太郎
時代:江戸幕末
主人公:坂本龍馬

みなさんご存知の坂本龍馬が主人公の小説です。あのソフトバンク経営者の孫正義さんも好きで有名です。

描いている時代は幕末です。外国からの列強が鎖国していた日本に上陸し、不平等条約を結んだりして、尊王攘夷運動が盛んになってきた時代です。
そこに時代の寵児である坂本龍馬が土佐から生まれるところからストーリーが始まります。佐幕派(幕府を支持する層)と倒幕派(幕府主導の政治に反対する層)の対立が深まる中で龍馬が日本に革命をもたらし、明治維新を成し遂げるところを全8巻で描いてます。

ここが見どころ!!

やはり薩長同盟からの大政奉還のところですね!
倒幕派の長州藩と薩摩藩を坂本龍馬が同盟を組ませるも佐幕派と大規模な戦争を起こすことで龍馬が日本国が摩耗してしまうと恐れ、大きな戦なしに徳川慶喜から江戸幕府から朝廷に権力を返還する大政奉還を成し遂げます。

ここはロマンが詰まっていますね!西郷隆盛も桂小五郎(後の木戸孝允)も日本のためっていうよりも自分の藩が大事だった中で坂本龍馬は日本という大きな枠組みで考えていたところが尊敬します。また龍馬が海援隊を作り、今の会社という組織の原型を作ったところも見どころです。(今の三菱グループの創業者でこの小説にも出てくる岩崎弥太郎もこれに倣ったと言われています。)

こんな人にオススメ!!

とにかく今の日本という国の礎を作った坂本龍馬の怒涛の人生を描いているので、革命が好きな人や自分が何か大きなことをしたい方にオススメです!

燃えよ剣(全2巻)

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著者:司馬遼太郎
時代:江戸幕末
主人公:土方歳三

新選組の副長であった土方歳三の生涯を描いた小説です。

先ほどの坂本龍馬は倒幕派でありましたが、土方歳三は佐幕派です(佐幕というよりも幕府の警護集団と言えますね)。坂本龍馬とは敵の存在であった土方歳三ですが、局長の近藤勇と共に新選組を立ち上げます。新選組は今でいう警察の存在をしており(警察といってもかなり過激…)、倒幕派を斬り殺す権利を持っていました。そして、鳥羽伏見の戦い、そして戊辰戦争、五稜郭の戦い(箱館戦争)という戦いに生きた男、土方歳三の波乱万丈の人生がこの小説に詰まっています。

ここが見どころ!!

土方歳三の男らしい生き様が見ものですね。小説を読み進めるにつれて彼にとっておそらく佐幕派や倒幕派はどうでもよくてただ単に戦う場所が欲しかったように見えます。彼は戦いのセンスも持っており、戦いに関する柔軟さ、例えば相手が最新の銃を使っていると分かれば、次の戦いで同じものを導入することや戦略を立てるプロでもありました。自分には政治能力が持っていないと割り切るところも男らしいです。
また、土方歳三の組織づくりは目を見張るものがあります。なぜ自分が副長という立場にとどまっているかも小説を読めば、わかって面白いです。

こんな人にオススメ!!

男らしさが欲しい人や一つのもので生きたい人にオススメです。また、二冊と短いので、歴史小説の入りとしては燃えよ剣はお手頃だと思います。

真田太平記(全12巻)

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著者:池波正太郎
時代:安土桃山〜江戸
主人公:真田昌幸、真田幸村といった真田家

武田信玄率いる武田軍の家臣であった真田昌幸が独立したところから始まります。織田信長が天下統一に差しかかっていましたが、本能寺の変が起こり、信長に代わって豊臣秀吉が関白となり天下統一するも秀吉亡き後、関ヶ原の戦いの後に徳川家康が江戸幕府を立ち上げるという戦が無くなると思いきやまた戦が始まる世の中でした。
そんな中で策士として徳川家康をも脅威として感じていた真田昌幸とその息子である真田信幸と真田幸村に注目したストーリーです。

しかし、実はまだ10巻を読んでいる途中でありまして真田幸村が真田丸を作るところで止まっているので、そこまでで語ります…。すみません。

ここが見どころ!!

草の者の活動が凄いです。今みたいにネットやスマホがない時代なので、情報のやり取りは草の者という忍が行います。具体的には彼らが敵や味方の軍に百姓の姿で行き、その軍の動きの情報をとってきて自軍に報告するという極めてアナログですが、この情報収集が大事な時代でした。(現代も大事ですが。)
特に真田の草の者は優秀であり、真田昌幸は草の者の働きを重視していたので、お互いの信頼関係が出来上がっていたこそ昌幸は戦略家だったのかもしれません。
とにかくどの時代も情報戦であり、この時代には草の者の存在が大きく、そこにはいくつものストーリーがあり、かなり見ものです。

こんな人にオススメ!!

ドラマの真田丸を見逃した人や城が好きな人。たくさんの城の名前がでてきますので、歴史を知るとより好きになるかもしれません。あと、12巻と言えども会話のシーンが比較的に多いので、そんなに長いとは感じないと思います。

最後に

どうでしたか。少し長かったかもしれませんが、興味を少しでも持っていただければ幸いです。
歴史を知ることにより、自分の国について知ったり、話の幅が広がったり、色々と勉強になります。何よりもストーリーがしっかりしていて、読んでいて楽しいです。中途半端な自己啓発本を読むよりは歴史を学んだ方がいいんじゃないかなと個人的には思っています。
とにかく歴史を勉強したいけどどうしたらいいかわかんないって人はストーリーで書かれている歴史小説から入るのがオススメなので、ぜひ参考にしてください!

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