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長期記憶と短期記憶

Shota Oikawa

今日は久しぶりに雨が降り、雨の存在を思い出した一日でした。

 

友人と会話をしていると、「そういやこの前遊んだ時にあったあれ、やばかったよなー。」「あぁ、あれはやばかったな。」という、曖昧な表現が連なる会話がよく成立します。なぜこのような会話が成立するのでしょうか。考えられる要因の一つに、お互いに程度の差はあれど、共通の体験が記憶されていることが挙げられます。私は記憶についてよく知らないので、勉強がてら記憶に関する記事を軽く書いていこうと思います。

記憶には短期記憶と長期記憶がある

短期記憶と長期記憶、聞いたことがない人はいないくらいよく耳にする単語です。記憶に関する情報を調べると、必ずといっていいほどに目にします。それぞれどのような性質のでしょうか。

 

短期記憶

短期記憶は、目の前にある”自分が意識を向けている対象”に関する情報を瞬間的に記憶します。情報を貯蔵する能力は、ワーキングメモリといわれる短期記憶に依存すると言われています(カンデル神経科学 p.1411 参照)。このワーキングメモリは、以下のような二つのサブシステムからなります。

  • 言語的サブシステム:音韻に関する情報を意識上に保存
  • 視空間的サブシステム:対象の視覚情報や空間的な位置情報の心的映像を保持

そしてこの短期記憶は、選択的に長期記憶に変換されます。

 

長期記憶

私達が、普段何かを思い出そうとする際に使用されているのが長期記憶です。去年買った本のタイトルを思い出す時などがそうです。長期記憶は、顕在記憶と潜在記憶に分類することができます。

  • 顕在記憶:課題の実行において明らかとなる非意識的な記憶
  • 潜在記憶:以前の経験・人物・場所・物体に関する意識的または意図的な想起

顕在記憶と潜在記憶の違いは、非意識的か意識的かという違いです。更に顕在記憶には、エピソード記憶と意味記憶があります。エピソード記憶と意味記憶に、重要な役割を果たしているのが内側側頭葉です。

  • エピソード記憶:個人的経験の記憶や自伝的記憶
  • 意味記憶:事実の記憶

エピソード記憶は、「このまえ、君の名は。を観たんだ。」のような、個人がした経験を記憶します。

意味記憶は、新しい単語の意味や新しい概念を学習するときに使用されます。

最後に

記憶について少し調べるとたくさんの情報が出てきます。それらは全て興味深く非常に面白いので、興味がある方はカンデル神経科学 第65章 学習と記憶を読んでみることをおすすめします。

参考文献はカンデル神経科学です。

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