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EJ社員インタビュー【第6回】ドイツから、インターンシップで日本へ。憧れていた日本で働く

Eyes, JAPAN Blog 編集部

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPANで働くスタッフ一人ひとりにスポットを当て、インタビュー形式でご紹介する特別連載「Eyes, JAPAN 社員インタビュー」。(過去の投稿はこちら)
Facebookのいいねなどの応援を多数いただいており、本当にありがとうございます。ぜひ感想などもいただけましたら幸いです。

この企画も第6回目となりました。今回はソフトウェアエンジニアのSascha Holesch(サーシャ・ホレシュ)です。
ドイツ人のサーシャは2009年にインターンでEyes, JAPANにやって来たのをきっかけに、もう7年程日本に暮らしています。

業務では主にSwift, Python, Objective-Cなどを使用したソフトウェア開発を行っています。丁寧なコードレビューで定評があるサーシャの席には、アルバイトスタッフが頻繁にやってきて様々なアドバイスを受けています。

今回はドイツ人のサーシャが日本で働き始めた経緯や、時々行なっているホームオフィスなどについてインタビューを行いました。

※このインタビューは英語版もあります。英語版はこちら

(聞き手:薄井)

子供の頃から憧れていた日本

– どうして日本で働こうと思ったのでしょうか?また、Eyes, JAPAN(以下EJ)との出会いを教えてください。

(サーシャ) 日本に興味を持つようになったのは、日本のゲームがきっかけでした。私が初めてゲームで遊んだのは1980年代後半から1990年代前半頃でしたが、その頃から日本で暮らしてみたい、働いてみたいという思いが徐々に現れてきました。日本のゲームは、子供の私がそれまで全然知らなかった日本文化の断片を色々と教えてくれました。私はゲームをきっかけに日本や日本の文化にも興味を持ち始め、図書館で色々と調べました。少し後には日本の漫画やアニメも知り、それらはもまた多くの日本や日本の文化の情報をもたらしてくれました。
日本への憧れは自然に大きくなっていきましたが、奨学金と日本へのインターンシップの具体的な道を見つけるまでは、それは非現実的な夢のように思えました。
大人になってもその夢を持ち続けていましたが、大学在学中に転機が訪れました。ある時、インターンシップを仲介してくれる大きな会社に登録したところ、EJで以前にインターンをしていたという人のレポートがふと目に止まったのです。そのリポートにはEJの会社紹介や、その人がインターンでどんなことをしたかなどが書かれていました。EJは東京ではなくすごく田舎にあることや、バラエティ豊かなEJのプロジェクトについてそのレポートの中で紹介されていて、インターンを申し込むことを決めるには十分な内容でした。

– 日本のどんなところが好きですか?

(サーシャ) たくさんあって数えきれないですね。美しい景色や伝統文化も含めて日本が大好ですし、日本は犯罪率も低く全体的にフレンドリーで親切な人が多いので、安心して暮らすことができます。また、IT業界で働く人間としては、家や携帯で信じられないほど高速で安定したネット接続が利用できることも注目すべき点ですね。

– 日本で働く中で、カルチャーショックを受けたことがあったら教えてください。

(サーシャ) 外国の環境で長い時間を過ごしている人はみんな何かしらのかたちでカルチャーショックを経験すると思います。私の場合は、思わぬ状況での”小さなショック”のようなものでした。すぐに具体的な例が思い出せないほど小さなことなのですが、今まで自分が当たり前だと思っていたことが日本では全く違うという状況に時々出くわします。

– 日本で働きたい外国人に何かアドバイスはありますか?

(サーシャ) みんなそれぞれ状況や環境が違うので直接的なアドバイスはできないですが、自分の心が示す方向に従うことが大切だと思います。頭で考えたことは表面的には良いように見えるかもしれませんが、後で後悔することになりかねません。
あとは、私が日本で出会った人たちはみんな困ったときにはいつでも助けてくれましたが、少なくとも日常生活で困らないように基本的な日本語を勉強するようにしてみてください。また、日本の文化的な背景や社会について知ることも役に立つと思います。

ホームオフィスとワークライフバランス

– ホームオフィスの良い点や困ったことがあったら教えてください。

(サーシャ) はじめに、自宅で働くことは多くの人が持つ夢だと思いますが、それは多くの準備と決断力が求められることでもあります。ホームオフィスは、仕事の隙間時間やお昼休みに家事を済ませてしまえることが良い点です。特に小さな子供がいる家庭では、子供が家帰って来てからではなかなか家事がはかどりません。また、雨の時期や大雪の日などもホームオフィスは通勤のストレスを解消して、はるかにリラックスして仕事に臨むことができます。しかし、プロジェクトや何かの問題について話し合うためにミーティングが必要になったときは、直接話すこと以上に役立つことはありません。また、ちょっとした質問のためのチャットやSkypeなら問題ないのですが、話し合いが長引くときや重要なミーティングの場合は直接話した方が効率的です。

– ホームオフィスをする際に気をつけていることはありますか?

(サーシャ) ホームオフィスの欠点は、プライベートな空間では潜在的に気が散る要素がたくさんあるので、それらから自分自身を隔離するための仕事専用のスペースが必要なことです。十分な訓練と特別な仕切りなしにはそれらの誘惑に屈するのは危険なほど簡単です。私は、プライベートなスペースに立ち入る時間はあらかじめ簡単なスケジュールを作って管理しています。コーヒーやスナックを取りに行ったり、ちょっとした家事をするときはこのスケジュールに従います。例えば、「2時になったらコーヒーを取りに行っていい」とか「このタスクが終わったらすぐできるこの家事をやる」とかその日の仕事の内容に応じて決めています。

– ワークライフバランスを保つために気をつけていることはありますか?

(サーシャ) 重要なポイントは二つの空間を厳格に分けることです。どちらもそれぞれの場所と時間があります。仕事とプライベート、それぞれに集中するためには、その時間や場所を混同しないことが大切です。また「さて、今日は昨日の夜よりちょっと長く働こう」と安易に考えるよりも「今日はここまで終わらせよう」と具体的に決める方が時間をもっと効率的に使うことができます。

Eyes, JAPANのこと、これからの自分

– EJにはどのような人が合っていると思いますか?

(サーシャ) 好奇心と自信がとても大切な要素だと思います。私たちが取り組んでいるプロジェクトは最新の技術を使ったものが多く、既製品のように簡単に複製できるものではないですが、特定の問題へのユニークな解決策もまた必要です。そのため、新しいことを学び続け他人にもシェアできるような熱意のある人がEJには合っていると思います。

– 学生についてはどうですか?

(サーシャ) 学生は社内に新しい風をもたらしてくれます。彼らには以前の仕事の負担もないし、フルタイムスタッフとは違う趣味や興味を持っています。人は年をとるにつれて同じようなスキームやパターンに陥る傾向がありますが、学生が新しいアイデアやアプローチ、様々な新しい視点でそれらを取り払ってくれます。これは創立20年以上の会社をなお若く保つことを助けています。

– 今後、どんな仕事をしたいですか?

(サーシャ) 多様な背景を持つ人たちと一緒に仕事できることを願っています。問題点を話し合うときも、解決策を見つけ出すときも様々な視点から見た方がより良い結果を生みますし、新しいアイデアに触れたり、お互いに学ぶという点でもそれは役立ちます。

-ありがとうございました!


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次回のEJ社員インタビューもお楽しみに!

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