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EJ社員インタビュー【第9回】新しい働き方を求め、大企業とは対極のEJで働く

Eyes, JAPAN Blog 編集部

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPANで働くスタッフ一人ひとりにスポットを当て、インタビュー形式でご紹介する特別連載「Eyes, JAPAN 社員インタビュー」。(過去の投稿はこちら)

第9回の今回は、今年5月に入社したマネージャーの藤沼淳一(ふじぬまじゅんいち)を紹介します。
藤沼は東京からの転職組で、大手企業2社に在籍して経験を積み、Eyes, JAPANに入社しました。
入社して3ヶ月が経ち、すでにプロジェクトマネージャーとして様々なプロジェクトに携わっています。英語が堪能で、海外スタッフとも密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めています。

趣味と特技が多彩で、一番ユニークな特技はプロ並みのマジックができること。会津若松市内にお弟子さんがいるほどの腕前で、某有名マジシャンを招いてイベントを開催したこともあるとか…!実際にトランプを使ったマジックを何度か見せてもらいましたが、本当に仕掛けが分かりません。

今回は、前職時代の話やEyes, JAPANに入社した経緯について話を聞きました。

(聞き手:北澤)

様々な経験を積んだ前職時代

– 藤沼さんは前職は東京の会社に務めていて、Eyes, JAPAN(以下EJ)の入社されましたが、前職ではどのようなお仕事をされていたんですか?

僕はもともと会津大学の卒業生で、会津大卒業後は大手携帯キャリアに就職しました。
そこでは約7年ほど働いて、その後外資系の会社へ入社したものの求めていた環境とのギャップを感じ、ご縁があってEJに入社しました。

それぞれの経歴を少し詳しく話すと、僕は昔から英語とコンピューターが好きだったので会津大に入学しました。
会津大はテクノロジーが得意な学生が多いんですが、僕はあまりそちらは得意ではなく、英語を主軸に置いた研究をやっていました。音響音声学という学問なんですが、コンピューターで音声解析を行うことで、科学的に日本人の英語の発音やリスニング能力などを調べる研究をしていました。

また、会津大学はエンジニアを目指す人が多いのですが、 僕は昔からビジネスに興味があって、趣味がてら知的財産権やマーケティングの勉強をやっていました。

– なるほど。会津大ではちょっと異端な感じがしますね。

卒業したあと、2011年4月に携帯キャリアに入社しました。東日本大震災(3.11)から1ヶ月後です。
震災直後から先輩方は被災地の支援活動やインフラ復旧に携わられていたのですが、我々新入社員も被災地に行く機会がありました。 会社の思いとしては「インフラの大事さを知る」とか「社会貢献」を兼ねてたと思います。入社したばかりなので技術的なことは何もできないので、無料の充電コーナーを開設したり、充電バッテリーを配布したりしていました。
被災地の生々しい現実を見て、通信インフラの重要性というものを感じました。あの光景は今でも目に焼き付いています。

その後は携帯ショップで販売の仕事をするショップ研修や、社内向けの業務システムの開発を経て、基幹システムの開発に携わりました。
携帯キャリアなので数千万人のお客様がいらっしゃって、契約者の顧客情報を管理する、通信ネットワークを提供するなどの膨大なシステムがあります。その中の一つに携帯電話料金を計算して管理するための基幹システムがあり、そこでプロジェクトマネジメントや要件定義などをやっていました。

どんなシステムかというと、電話をする度にリアルタイムで料金を計算したり、計算した料金をマイページで表示したり、月締めのタイミングで印刷会社に請求書の発行を自動で依頼したり、お金にまつわることを基本的に全てやるようなシステムです。最近ではモバイル決済、個人間送金サービス、少額投資サービス、ポイントサービスといったようないわゆるFinTech領域も担うシステムに成長しています。

電気・ガス・水道と同じように通信インフラは止まってはいけない重要な社会インフラですが、携帯電話業界は水道などと比べて変化や競争が非常に激しく常に開発案件が走っています。恐らく皆さんが思っている以上に結構忙しいです。
また個人情報の側面からも、間違って誤課金をしてしまったり、他の人の情報を見せてしまうと大問題になるので、常に品質の高い仕事をすることを鍛えられたと思っています。

– 個人情報を扱うというのは相当気を使う仕事だと思うんですが、とても充実していたようですね

携帯キャリアは面白い会社だったんですが、他の業界や働き方を経験してみたいという思いがあり、短い期間なんですけども、外資系コンサルで働いていました。
外資系コンサルは、製造業や小売業のお客様の基幹システムを刷新する巨大プロジェクトに携わりました。

仕事の進め方としては、外資系コンサルは世界中に開発メンバーがいるので、中国やインドネシアのメンバーと週一回とか、忙しい案件だと日々ミーティングをして、要件定義や基本設計だけ日本でおこなって、実装は海外拠点にお願いをするということをしていました。ドキュメントも英語で書いたりと、携帯キャリアの時とは働き方がだいぶ変わりました。昼も夜も土日も関係なく仕事があってとっても忙しかったです(笑)

大企業&大都会からスタートアップ&地方都市のEyes, JAPANへ

– 大企業を2社を経験したのちにEJに入社されましたが、まず何をきっかけにEJを知りましたか?

最初のきっかけは山寺さんです。学生の頃か卒業以降だかは忘れましたが、山寺さんの講演を聞く機会があって、そこでお見かけしたのが一番最初です。何の話をしていたのかは覚えてないんですけど(笑)、その時の印象としては「ぶっとんだ社長が会津にいるんだな」というものでした。その時はコミュニケーションをとったわけではないので一方的に知っている状態で、それはその後もずっと覚えていたんですよね。SNSでもその頃からフォローしていました。

僕は前職の頃から技術の新しい情報を仕入れるために、スタートアップが集まるようなイベントや新しいテクノロジーのイベントに参加していたのですが、今から1〜2年くらい前にNTTデータさん主催のブロックチェーン関連のイベントがあって、そこに山寺さんが登壇されるっていうのをたまたま見かけました。それで「話を聞いてみよう」と思ってイベントに行ってご挨拶して、そこから交流が始まりました。それからは僕が会津に遊びに来たときや山寺さんが仕事で東京に来たときに一緒に飲むようになりました。
会津はもともとずっと大好きで卒業後も毎年2〜3回とか来ていたんですよ。

– 結構来てますね(笑)

結構来てたんですよ(笑)。
ずっと東京で働いていたんですけども、東京の生活が窮屈だなと思っていて、新しい働き方をしてみたいなと思っていたところ山寺さんと会う機会があったので、転職の相談をさせてもらって入社に至ったという経緯です。

– なるほど。入社前から濃い関係を築いていたんですね。会津大にいたときは、あまりEyes, JAPANのことは知らなかったんですね?

名前聞いたことがある、くらいでした。同級生でも働いている人がいなかったですね。

– EJのアルバイト出身ではない会津大生卒の方が社員として入社、というのは藤沼さんが初めてじゃないかなと思います。
入社して3ヶ月が経過しましたが、現在の仕事の担当範囲についておしえてください。

ネットワーク構築やアプリ開発などのプロジェクトマネジメントを主に担当しています。

会津若松という土地柄上、旅館さんやホテルさんからネットワークの相談をいただくことがあります。今は宿泊者の方はWi-Fiがなくては泊まらないという方もいらっしゃるので、ネットワークのメンテナンスや構築の相談をいただいて、ネットワークエンジニアとお客様と予算感を調整しながらやっています。

あとは、大学病院や官公庁とやっているプロジェクトを複数担当していて、いずれも前年度から継続のプロジェクトです。

東京から会津へ移住、社会人としてどう思う?

– 学生時代に会津に住んでいて会津が好きということもあって、あまり抵抗感はなく東京から会津に移住されたと思うのですが、学生として会津に住むのと社会人として住むのはちょっと違うのかなと思っています。
社会人として会津に住んでみて、いいところや悪いところがあれば教えていただければと思います。

土地柄のことでいうと、満員電車知らずということをとにかく言いたくて。(笑)

-それは分かりますね(笑)

東京で働いていた経験があれば分かるじゃないですか。(笑) 金曜の夜とかひどいじゃないですか。
そのストレスが無いというのがすごく大きいです。昔は通勤1時間圏内に住んでいたこともあれば、2時間くらいかけて通勤していたこともあったんですけど、1時間くらいだったとしても朝の地下鉄とかほんとうにひどいので、それが無いのはいいですね。

あとは、山が結構好きでたまに登ったりするんですけれども、市内でも見渡せば高いビルがなくて山と自然を見放題だし、夕日がきれいじゃないですか。それが僕はけっこう好きで 、そういった点でのストレスがないというのは良い点かなと思います。

最近印象的だったことなんですが、ある会社さん主催で尾瀬で山寺さんがエクストリームアイロニングをするという企画があったのでついていったんですけど、そこで僕の好きなYouTuberさんが来てて、あれはよかったですね。(笑) あれで一番喜んでたのは僕ですね、山寺さんではなくて。(笑)

-確かに山寺さんは顔が広いので、「何でこの方と知り合い…!?」という謎の人脈を持っていて驚くことがありますね

そういう刺激が多いので、確かにおもしろいですね。

-EJの印象はいかがですか?

EJは組織がコンパクトで、僕が前いた会社に比べればある意味対極くらいの規模感なんですよね。前いた会社の人には「君、極端だよね」と言われるんですけど(笑)。
大きな組織だと組織間でいろいろ調整が必要だったりしますけど、EJは何か困ったときに相談すべき人が明確なので、そういう調整が無いのはいいなと思います。

いま大学病院さんとか官公庁関連の仕事をやらせてもらっていますが、実際そういう仕事は大きな会社でもできると思うんですよ。ただ、大きな会社だとそういった案件に自分自身が関われるまでに何ステップもあるのに対して、EJだと山寺さんの紹介でパッと参加させてもらえるので、そこは面白みの一つかなと思います。

– 確かにそうですね。大学病院や官公庁などのお仕事は東京では大企業じゃないと請けられないですが、地方だと少しゆるくてEJみたいな小さな会社でもお付き合いできて、スピード感を持って仕事をやれるということはありますね。
メリットを色々とお伺いしましたが、デメリットや改善点はありますか?

いま仕事でネットワーク環境を整えたりとかという仕事をやらせていただいて、機器の購入や比較検討をしなければならないのですが、技術職としてはwebに出てないような情報や具体的な実績を知りたいんですよね。携帯キャリア会社のときは各製品ベンダーさんの営業部隊のなかに「○○社担当」みたいな感じで営業担当が決まっていて、必ずその方に聞けば何でも答えてくれる、みたいな体制だったんです。
EJでは製品メーカーさんの担当者ではなくて販売店さんやソリューションを提供している会社さんに聞くしかないので、技術的な情報を引き出すときのやり方をもうちょっと改善したいなと思うことがあります。

あと改善しなければいけないなと思っている点で、昔は人がいっぱいいたと聞いたんですけれども、いま実情として人が足りてないかなと思うところはあります。複数の仕事を一人がやっていたり、あとは専任で仕事をやってるけれどその人になにかあったときにカバーできる人がいるという体制ではないので、組織だった事業運営はもう少し伸ばせるべきところがあるんじゃないかと思っています。
もしこれを読んで興味がある人は是非EJに遊びにきてほしいなと思います。

-うまくCM入れてきましたね(笑)

腕に自信がある方も無い方もぜひ(笑)

– 最後にこれからEJで挑戦していきたいことをおしえてください

EJは技術者の比率が多いですが、ほどよい感じで技術を噛み砕いてお客さんに訴求していく機会が足りてないなというのは思っています。それを今後解消して、エンジニアに技術があることを世の中にアピールして、いけたらいいなと思っています。

あとは個人的な野望として、東京を飛び出してせっかくこっちにきたので、こっちでも一旗あげるというか、やっていけるんだぞということは示したいなと思います。

– ありがとうございました!


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