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EJ社員インタビュー【第10回】母国ロシアで得たITの知識を生かして、子育てしながら働く

Eyes, JAPAN Blog 編集部

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPANで働くスタッフ一人ひとりにスポットを当て、インタビュー形式でご紹介する特別連載「Eyes, JAPAN 社員インタビュー」。(過去の投稿はこちら)
ついに第10回を迎えることができました!

第10回の今回は、ロシア出身のエンジニアのZgonnikova Irina(ズゴンニコバ イリナ)を紹介します。

イリナは2017年の11月ごろからパートタイムで勤務しており、今年8月に週4日の稼働の正社員として登用されました。
現在はAIのプロジェクトに携わり、新しい技術に触れて日々仕事に励んでいます。

今回はロシア出身のイリナが日本で働き始めた経緯や、週4日出勤についてインタビューを行いました。

※ このインタビューは英語版もあります。英語版はこちら
Eyes, JAPAN employee interview【Vol. 10】Juggling Work and Family? Russinan IT Engineer Woking and Raising Children in Japan.

(聞き手:藤沼)

ロシアから日本に移住し、日本で働く

– イリナさんはロシア出身で、ロシアで生活をしてきました。なぜ日本の会津若松に来ることになったのか教えてください

私の夫が会津大学の大学院(修士課程)で教えるために、7年前に家族で初めて日本に来ました。それまで海外で働くことは考えていなかったのですが、ある日、日本での研究のオファーがあり日本へ来ることになりました。私たちは日本の文化的背景については色々と聞いたことがありましたが、実生活についてはほとんど知りませんでした。私たちは日本語を話せませんでしたが、日本への移住にチャレンジする十分な覚悟がありました。

移り住んだ当初は困難ばかりで、本当に周りの人たちとコミュニケーションを取ることができないことに気が付きました。買い物をするだけでも挑戦的な経験でした。そしてセントラルヒーティング(*)が無い日本の冬はとても寒く驚かされました。
しばらくすると周りのことに慣れてきて、会津での生活を楽しめるようになりました。

(*編注) セントラルヒーティング … 一箇所の給湯器熱源装置(ボイラーなど)を設置して、熱を暖房が必要な各部へ送り届ける暖房の方式。ロシアでは建物全体を暖めるセントラルヒーティングが備わっていることが一般的。

– Eyes, JAPANに入社する前は、どんな仕事を経験をしてきましたか?

ロシアにいた頃は、サンクトペテルブルクにあるソフトウェア開発会社で働いていました。私はインターン生として、ERPシステム部で主に会計ソフトウェアの開発をしていました。
私はこの領域での経験はなく会社に入社したので、そこで働き始めることはかなり挑戦的なことでした。

幸運にも、親身にサポートをしてくれる同僚に恵まれました。同僚たちは寛大にも自分自身の経験を共有してくれたり、苦戦をしているときに励ましてくれました。

1年後、私は自分の勉強を続けるために会社を辞めて、サンクトペテルブルク大学のITの修士課程に入学しました。

– ロシアと日本の会社で違うことはありますか?

同僚が業務時間中に居眠りをしているのを初めてみたときは驚きました。典型的なロシアの企業では居眠りを認める上司はいません。しかし日本では一般的(*)であり、とても便利な制度です。

(* 編注) ご存知のように日本企業でも業務時間中の睡眠を認めている企業はほとんどありません。
Eyes, JAPANでは福利厚生の一環でシエスタ(15分ほどの睡眠)を全てのスタッフに認めており、リフレッシュや集中力の維持に役立ててもらっています。
近年、シエスタ制度を取り入れる日本企業が増えつつありますが、弊社では日本でシエスタが話題になる数年前からこの制度を取り入れています。

– 日本の会社で働くことについて、長所と短所をおしえてください。

まず大きな利点は、突出した治安の良さを備えながら、独自の文化や素晴らしい自然、そして美味しく健康的な食事を併せ持つ、世界的に有名でユニークな国に住んでいることです。高い品質の医療や教育も大きな利点のひとつです。

欠点としては、日本の地理的な位置や、海外への移動に高い費用がかかることが挙げられます。
日本に住んでいると親族に会ったり、ロシアの友人の話題に追いつくことが難しいですし、ロシアに住んでいる時は休日にヨーロッパへ旅行に行くこともありましたが、今はそれも難しいです。

家族との時間も大切にしたい。週4日勤務という試み

– Eyes, JAPANでの仕事の役割や、どんなプロジェクトを担当している(担当していた)かをおしえてください。

2018年の8月から、AIエンジニアとしてEJで働いています。6ヶ月も経たずにさまざまなプロジェクトに参加しましたが、それぞれ異なる内容のプロジェクトでした。
例えば、いま担当しているのはiOSアプリの開発で、私にとって全て新しいことです。以前のプロジェクトではマシーンラーニング、web開発、パフォーマンステストなどに挑戦する機会をいただきました。

このように様々な活躍の場があることはEJで働くことの特徴のひとつであり、好奇心旺盛な人にとっては常にいろいろな機会に恵まれるでしょう。

– イリナさんは子育てをするために1週間のうち4日間を正社員として働いています。仕事と家庭のバランスを保ち続けるのは難しくないですか?

そうですね、簡単ではありません。可能な限り多くの時間を家族のために費やすようにしていますが、明らかに業務後の時間だけではは十分であるとはいえません。

私は他の社員とは異なり1週間のうち1日多く休みをもらっていて、この休みに大いに助けられているので、これはとてもありがたいと思っています。私が休みで子どもが早く帰ってくる時は、私たちはより多くの時間を一緒に過ごします。また、週末に余計な仕事をしなくても、家族の誰かが病気になったら医者に連れて行ったり、家にいることができます。

新しいことにも積極的に挑戦できる環境がある

– 次にどんな挑戦をしてみたいと思っていますか?また、将来どんなプロジェクトに関わってみたいと思っていますか?

私は常に専門的なチャレンジに取り組む意欲があり、EJにはそうしたチャレンジの機会が常にあることを私は知っています。EJではさまざまな規模で、さまざまな分野の専門知識を取り入れた素晴らしいプロジェクトがあります。

私はAIやロボティクスの経験をより多く積みたいので、最近始まったAIプロジェクトへ参加していることが今はとても楽しいです。
「日本の酒」と「世界中の料理」という、二つの予想外の組み合わせを探すためのAI開発をしていて、非常にチャレンジングなアイディアを持っています。これからも私には日々多くの挑戦が待ち受けていることでしょう。

– 最後に、日本で働きたいと思っている方に向けてアドバイスをお願いします

日本で働くことを考えている方は、事前に日本語を学んでおくことをお勧めします。
仮に従業員が完璧に英語を話せる会社で働くとしても、オフィスの外での生活でトラブルや悩みを抱えずに済ませるために日本語の能力は必要です。

– ありがとうございました!


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次回のEJ社員インタビューもお楽しみに!

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