History

Eyes, JAPANの歴史

「Eyes, JAPAN」 は、日本で最初のコンピュータ・サイエンスの単科大学、会津大学(URL http://www.u-aizu.ac.jp/)の元事務局通訳翻訳員と現役の学生たちで1995年9月に設立され、1997年4月に『有限会社 あいづ・ジャパン』として法人化、2006年5月1日に株式会社Eyes, JAPANに組織変更致しました。

その先進性は、1995年9月から運用しているWWWサイト(URL http://aizu.com/)をはじめ、現在に至るまで、様々なWWWサイト構築や先進的なプロジェクトを多数手掛け、その活動はNHK、日経新聞、英字新聞等、多数のメディアで紹介されてきました。それはまさに、國井初代学長が開学時提唱した会津シリコンバレー構想の中心になるような本格的ベンチャー企業を目指すという夢を、現実のものとしています。

1996年に手掛けた、インターネット上で仮想的に農作物を育て販売するという『バーチャル農業』プロジェクトは、TBSの報道特集等でも紹介され、海外からも注文を頂きました。また棚倉町で行われた首都機能移転問題を考えるFIT構想シンポジウムで、新国会議事堂の3次元CGを制作し高い評価を頂きました。またこの年から現在に至るまで世界最大のコンピュータ・グラフィックスの祭典SIGGRAPHにも参加しています。

1997年は、東北電力様と共同で只見川水系のダム放水量決定システムの研究開発や、会津本郷町商工会様へ世界で初めての3次元VRML技術を使ったリアルタイム陶芸システムを制作しました。

1998年は、郵政省、通産省等の各種公募に、会津大学ヒューマンインターフェイス講座、形状モデリング講座と共同研究提案を致しました。またRealVideo を使ったインターネット上でのビデオ配信なども行い、東邦銀行様ホームページにて平成10年度福島県高度情報化推進協議会インターネット研究部会ホームページコンテスト操作性の部優秀賞等も受賞致しました。

1999年は、会津若松市市制百周年事業の一環として、インターネット連動型のマルチメディア市史CD-ROMを発表致し、さらに100年前の絵図を元に歴史家や宮大工の方からアドバイスを頂きながら、会津藩の家臣であった西郷頼母邸、会津鶴ヶ城、国宝の仏像の3次元コンピュータ・グラフィックス制作を行い世界最大のコンピュータ・グラフィックスの祭典であるSIGGRAPH'99にも、アニメーション部門でエントリーし、デジタルコンテンツグランプリ東北'99 では奨励賞を受賞致しました。また日本コムシス様へのソフトウェア開発や東邦銀行様のi-Modeバンキングシステム開発、JCBのライセンシー様や保険代理店様へのSSLを使ったセキュアサーバ構築、運用も行いました。

2000年は、福島県産業振興センター様の産学官共同研究助成事業に選ばれた他、県立博物館様の無線LANによるインターネット環境整備、NHK福島放送局様の番組タイトルCG制作や、数百万アクセスの大手エンターテイメントグループ様の携帯サイト立ち上げに携わらせて頂きました。

2001年にも、産学官共同研究助成事業に2年連続で選ばれ、県のサポートを受け、北会津村の小松地区の彼岸獅子舞のデジタルアーカイブ事業を行い、インターネット連動型のハイブリットDVD制作、無形の踊りのモーションキャプチャー、Shockwave3Dで、MacroMedia社のSite of the Week を受賞しました

2002年には、制作したCGがAQコンテンツコンテストで準グランプリを獲得し、国の緊急雇用対策で歴史再現CG制作トレーニングを含む会津本郷町様のデジタルアーカイブ事業を行いました。またドイツのドッセルドルフ応用科学大学からインターンシップ生を6ヶ月受け入れ、国際的な技術交流も可能にしました。これ以降ドイツからのインターンシップは、毎年受け入れを行っております。

2003 年には、アメリカで行われた世界最大のCGの祭典であるSIGGRAPH2003 EXPOのAnark社ブースでEyes, JAPANで制作した3Dコンテンツが展示され、国の構造改革制度の目玉である福島県知的創造開発特区企業の認定を受け、福島県知的クラスター助成事業に選ばれた「モーション・キャプチャーを使ったヒューマン・モーション・ライブラリー及び医療従事者のモーション・ライブラリ」の研究開発を会津大学産学イノベーションセンターで共同で行い、スウェーデンとの研究者たちと技術交流を行いました。

2004 年には、お城の復元CGが会津の鶴ヶ城内の博物館内で公開されました。またCG World誌に弊社執筆のAnarkの記事が掲載され、会津大学と共同で、福島県の知的クラスターのCG制作、サーバ構築、大手企業の業務向けiアプリ開発、都内の中学校の夏期講習のシステム構築及びCG講習を行ったり、会津絵ろうそく祭りの動画配信、CG等のニュースサイト(http://web3dnews.org/)を立ち上げました。

2005 年には、NHK福島放送様のタイトルCG制作、銀行網を除けば東北最大規模の40拠点のVPNネットワーク設計/構築/運用、iMacを使ったインターネットカフェ構築、Nextlimit社からの依頼でMaxwell Render及びReal Flowの日本語のレビューを執筆しました。

2006年には、福島県や福島大学理工学部、地元企業と一緒に国の研究開発で3年間のロボットハンド制作をスタートし、人工授精用のマニピュレータの研究開発や、奥羽大学とモーションキャプチャーを使った矯正歯科用の研究開発を行いました。またオープンソースモデルを使ったモーション・キャプチャ・ライブラリで会津若松市の平成18年度会津産IT技術の技術部門で大賞を受賞しました。

2007 年には、会津大学より会津大学発ベンチャー認定を頂きました。また弊社制作のCGがMITの学会誌の表紙に掲載されたり、弊社提供のMocapデータが、 Poser 7にバンドルされ世界発売され、2007 Blender Conferenceにノミネートされたアニメーションでも使用されました。新たな分野では、ジェスチャーを用いた新しいインターフェィスの研究開発の助成事業にも採択されました。

研究開発及びコミュニティへの貢献

会津大学だけではなく、アメリカやドイツをはじめ、世界中の研究者だけではなく、宮大工、歴史家や医療従事者の方等とも技術交流を積極的に進めており、CG やハイパーメディアを使ったお城や国宝の仏像、また伝統芸能の踊りといったデジタル・アーカイブ事業だけではなく、Creative Commonsライセンスで1,000近くのモーション・キャプチャ・データをhttp://mocapdata.com/で公開し、MITやMPI等の研究論文に掲載され、3Dプリンタ、RFID、CGに関するニュースサイト (http://web3dnews.org/)やソフトウェア開発のためのGeekサイト(http://codelogy.org/)等も運営し、オープンソース/CGやソフトウェアコミュニティへの貢献も積極的に行っております。

Eyes, JAPANは、ドイツや日本等の国内外のインターンシップを常時、受け入れており、特につながりの深い会津大学の学生のアルバイトも多く、 EUROGRAPHICSの論文採択者を2名をはじめ、100名近くの優秀な卒業生を送り出しており、常に"structured chaos"(構造化されたカオス)な状態からその高い創造性を維持しています。