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モーションキャプチャーについて

suzukiakihito

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こんにちは。本日担当の鈴木です。

今週はずっとモーションキャプチャの編集ばかりやっていたので、少し映画界におけるモーキャプ技術について調べてみました。
そもそもモーキャプというのは、人間やものの動きを特殊なカメラとマーカーによってデジタル的に記録するという技術です。このデータを使用することによって、例えば人間でない猿や想像上の生き物が、まるで人間のようなリアルな動きを作り出すことが可能になるというわけです。加えてフェイシャルキャプチャによって複雑な顔の表情も、データとして取り込むことができます。幻想的で魅力的な世界観を創りだした「アバター」の大ヒットによって、アニメーション分野では多くの3D映画が発表されていますが、この技術がそれらの原動力になっているのでしょう。

有名なモーションアクターと言えば映画「ロード・オブ・ザ・リング」ゴラム役のアンディ・サーキスですね。彼は過去に「キング・コング」(05)のコング役や、「猿の惑星:創世記」シーザー役も演じ、世界で最も優れたパフォーマンスキャプチャーのアーティストと言われています。いつかモーキャプ俳優がアカデミー賞にノミネートされる時代も来るのではないでしょうか。

真鍋大度さんがパフォーマンスにドローンを活用した際に、位置解析にモーキャプ技術を使いより3次元的な動きをさせるなど、モーキャプ技術は映画以外にもエンターテイメント業界で幅広く使われています。しかし医学や軍事業界でも広く使われており、今後モーキャプ技術の発展によってその活用分野はますます広がっていくと思われます。
新たな可能性のための一つのツールとして、モーションキャプチャーというのは注目していくべきものとなりそうです。

鈴木

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