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“違い”について考える

Taeko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPANには日本以外の国から来たスタッフが多く在籍しています。
また全員が出社しているのではなく、リモートで仕事をしているスタッフもいます。
そして全員が社会人フルタイムではなく、学生アルバイトやインターン生もいます。
情報系、つまり理系出身のスタッフは多いものの男性だけ、ということもありません。

このような”違い“がEyes, JAPANにはたくさんあるように思います。
いろんな国の人とコミュニケーションをとれる環境があるということは、「日本だとイマイチだけど世界的にみるとイケてるもの」などに触れる機会が増えるかもしれません。(私が良いな、と思っている部分の一つです)
つまりは他よりちょっと“Diversity & Inclusion”な会社だと思うのです。

“Diversity & Inclusion”

私は最近”Diversity & Inclusion”という言葉を様々なところで目にします。

“Diversity”とは様々な種類、多様性。
“Inclusion”とは含めること、包含、包摂。

つまり「様々な種類を一緒に」ということだと私は理解しています。

小さい頃の「違うクラスの子も仲間外れにしないで一緒に遊ぼうね」とどこか似ているような気もしています。

正直なところ、多様性(Diversity)や包摂性(Inclusion)という言葉が書いてある政府のSDGsの概要及び達成に向けた日本の取組の中にある『持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現』は、私には単語が難しくスッと理解できません。
なので自分なりに噛み砕いてみました。

多様なまま排除せず一緒に、ということは素敵です。なので “SDGs””Diversity & Inclusion” という言葉を掲げている団体なども多いように感じています。そのような団体が多いなか、言葉だけではなく本当に実行し実現させる会社にできないだろうか、社会にできないだろうか。
Eyes, JAPANでも”Diversity & Inclusion”を考えて何か実行することはできないだろうか、と考えました。

言語の多様性

“Diversity & Inclusion”ということで私はまず言語の壁について向き合ってみました。

Eyes, JAPANのミーティングは英語で行われ、日本にいながら英語を使う機会は多いです。
ただ私は英語が苦手です。私が英語を勉強したら解決だろう、と思いますし、それは正しいとも思っています。しかし、それだけで良いのでしょうか。
(もちろん英語の論文や記事は多いですし、英語を使いこなせた方が有利だと思います)

日本語という素敵な文化があるのに、日本語は使わないで良いのでしょうか。

外国人スタッフだって日本語を全く話せない、ということはありません。レベルは人それぞれでも少しは話せますし、話す努力だってしています。せっかく日本に来ているのだから、日本語含め日本の文化を少しでも多くかじりたいと思っている人もいるのではないかと思います。
そこで「英語だけにしよう!」というのが何かが違うような気がしたのです。
じゃあどうやって日本語を使っていったら良いのでしょうか。
どうしたら良いのかというと…というような話を先日の勉強会でしました。
題して「やさしいにほんご」です。

「やさしいにほんご」とは、日本語を学んでいる外国の方にわかりやすく伝わるような日本語のことです。
例えば、日本語が難しいと言われる原因である「厄介な言い回し」を英語の直訳のように単純化した日本語などです。
これは外国人とのコミュニケーションをはかるために、企業でも取り入れた例があります。

まとめ

スタッフの中でも「やさしいにほんご」について知っている人は少なかったです。あくまで「やさしいにほんご」は手段の一つなので、英語のほうがコミュニケーションができると思ったら英語を使うべきです。ただ英語苦手だから話すのをやめようと思っている人がいたら、是非使ってみて欲しいと思いますし、Eyes, JAPAN内でも気を付けていけたらなと思いました。

“Diversity & Inclusion”を考える際には、最初に様々な方法を考える必要があると思っています。
手段を知っていることは、選択するために必要なことだからです。

そこで私は、手段を知る機会を設けることも”Diversity & Inclusion”を作り出すためにも必要なことなのではないか、そう考えました。

新しいことを知る、またそれを吟味する、このような機会を積極的に設けて、
”Diversity” & “Inclusion”な会社を、そして社会を作っていきたいと思っています。

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