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医工連携人材育成セミナー

meguro

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

先週の10月6日と今週の13・14日に福島県立医大で行われた医工連携人材育成セミナーに参加してきました。先週は診断用医療機器の循環器用機器について、今週は診断用の呼吸器用機器、最終日には福島大学と共同で開発も行っている会社の講演と医療機器産業の総括が行われました。

特にその中で興味を持ったものは循環器用機器についてでした。
内容は、心電計の変遷、ホルタ心電計・心電図モニタ、血圧計の変遷、最近の機器動向について。
まず、心電計の歴史的始まりとして人間の血液の循環を説いたハーヴィーや血液が酸素を運んでいると説いたマイヤー、そして心臓から電気が出て動いていると説いたアイントーフェンという人物がいたから今の心電計があるとわかりました。

心臓と言うのは左心房、左心室、右心房、右心室の場所によって時間をおって電気を流し動いています。その電気信号を捉えるのが心電計です。
心電計とは厳密に検査用機器が心電計といい、24時間検査する機器をホルタ心電計、長時間モニタする機器が心電図モニタなどあります。

最近ではパノラマ心電計というものがあります。以前の心電計は波形のみ表示するものですが、パノラマ心電計は心臓をCGで表して動きを診ることができます。また、多次元から心臓を診ることができて、全体の心臓・上方・前方から診察することができます。

また、超小型の心電図送信機をケータイにつなげて心電図をモニタリングし、医師にその情報を送り診察できる機器の紹介もあり、在宅医療に利用できると期待されています。

今回、セミナーに参加して医療機器を実際に扱っている会社の方の講演を聞いたり、実際機器に触ることもできたりと大変勉強になりました。でも、時間に限りがあったのでまた機会があれば参加したいなと思いました。

担当: 目黒
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