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Interop Tokyo 2011 初日

Masato Kaneko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

本日から展示会がスタートした Interop Tokyo 2011 の初日に参加してきました。
今年は 3 月 11 日に東日本大震災があった影響で開催が見送られてしまうのではないかという心配がありましたが、無事に例年通り開催されています。
Interop Tokyo はどんなイベントなのか、という話は以前私が書いた Interop Tokyo に関する記事などを参考にしていただければと思います。

さて、Interop Tokyo 2011 の初日に参加して私が個人的に抱いた印象ですが、震災の影響もあってか若干規模が小さくなったかな、という風に感じた部分があります。
「規模が小さくなった」という表現を使いましたが、使用ホール数自体は去年と比較しても変わらずに一緒なので、実際に小さくなったわけではありません。
企業ブースなどは変わらずにたくさん出展されています。
ですが、ShowNet での使用ラック数は減ったようです。
また、去年にはあった、ShowNet NOC ブースの各ラックに併設されていた、ShowNet 構築メンバーによるはしがきがあるホワイトボードがなくなってしまったり、ShowNet NOC が分散されて配置されたりということがあって、私個人は最初に「規模が小さくなった」という印象を受けました。
しかしながら利用されている技術や取り組みはやはり 1 年前と比べて進歩していました。
去年の ShowNet External はトータル 210 Gbps でしたが今年は 310 Gbps にまで拡張されています。
また、今年は去年までと違い ISP というものの想定だけではなく、実際のデータセンターという想定をしていました。
というのは、仮想的に東京と大阪にデータセンターがあり、それらを相互接続するというような想定で ShowNet NOC が構築されていました。
他に、今年は IPv4 アドレスの在庫がなくなったということがあり、IPv6 移行技術は積極的にアピールされて利用されているようでした。
そして震災の影響を考慮して、ラックの固定や設置方法についてもいつも以上に気を遣っていたり、地震や津波などで利用出来なくなってしまった NOC を臨時の節電 + 簡単 NOC で置き換えるという取り組みも見られました。

細かい技術や取り組みに関しては、初日が終わった今は私がまだ情報収集をしている段階なので具体的に挙げることは出来ませんが、例年通り非常に興味深いイベントになっています。
明日、明後日も開催されるので、もし最新のネットワーク技術に興味がある方がいれば参加してみてはいかがでしょうか?

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