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国際ドローン展に行ってきた!

suzukiakihito

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

こんにちは。本日の担当の鈴木です。
私は5/22に幕張メッセで開かれた「第一回国際ドローン展」に行ってきたので、そのことを少々時間が空いてしまいましたが書きたいと思います。

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この国際ドローン展、昨今世界中で話題のドローンの日本で初めての大規模な展示会となります。多数の企業が自社開発したドローンを展示していました。自律制御システム研によるドローンの自律飛行の試験飛行や、講師の方々による講習会など3日かけて行われました。
私が今回気になった点のひとつは、バッテリーの問題をどう解決していこうとしているかという点。ドローンを飛ばすうえで必ず視野に入れなければならない点。現在はリチウムポリマーバッテリーの普及により多少は長時間の飛行が可能になりました。しかし実用的かと聞かれればまだまだ飛行時間は圧倒的に足りていませんよね。その点を各企業はどう解決しようとしているのか気になったのです。
さて、まずは”有線供給を行う”という企業がいました。確かに有線で電源を供給し続けるならばバッテリーの課題は乗り切れるでしょう。これは主にインフラ点検、橋やトンネルなどの不整備・老朽化の検査にドローンを活用しようとしている企業に見受けられました。有線供給にいおいてはその飛行可能な距離があらたな課題となるでしょうから、飛行距離が必要ないインフラ整備には得策と言えるのではないでしょうか。

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次に”自動でドローン自身がバッテリー交換を行う”という企業。これは自律制御システム研が研究・開発した技術ですね。バッテリー自動交換機は世界で初めて開発されたシステムであり、これによって人が対応しなくとも長時間ドローンを運用することができるようになりました。

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約15分の飛行時間を終えたドローンは自動でステーションに戻ります。その後カートリッジで充電されたバッテリーと交換し、再び飛行を可能にしています。バッテリーは1本の充電に約1時間かかりますが、8本のバッテリーが1周するまでに充電は完了します。つまり半永久的にドローンの運用を可能にしたわけですね。
このデモを実際見ることができましたが、非常にスムーズにバッテリー交換を終え再び飛び立っていきました。

他にも「ミニサーベイヤーコンソーシステム」の代表を務める野波教授の講演では、ドローン運用ルールの方向性やあり方、今後の発展など最近話題になっていたドローンに関する事件にも触れながら聞くことができました。法規制やドローン特区誕生の可能性も示唆していました。

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SECOMやPRODRONEなどセキュリティの面だったり純国産を目指していたりと、企業によってドローンの使用用途は様々であり、開発に力をいれている点も違っているようでした。
さらなる発展を目指しているドローン。今後も展示会やセミナーなども各地で開かれていくようなのでさらに注目していきたですね。

担当:鈴木

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