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チームの成長を加速させる「失敗談」を楽しく共有する方法

yahata

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

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弊社では毎月Web Developers Meeting(WDM)という社内イベントを開催しています。
webサービス・web技術などweb関連のトピックについて、参加者ひとりひとりがネタを持ち寄って発表しあいます。そしてミーティングの最後には、代表1名がスペシャルスピーカーとなって、30分程度で「何か」をする時間が与えられます。基本的には30分プレゼンテーションをしたり、トピックを決めて討論をしたりといった感じで今まで続いてきました。

さて、今月のWDMでは自分がスペシャルスピーカーとなったので、「ミニFailCon」をやってみることにしました。

FailCon – 失敗談から学ぶ

FailConとは

FailConは起業家の様々な失敗談から学ぶカンファレンス。

と公式サイトに書かれているように、失敗談を共有するという不思議(?)なイベントです。
「失敗は成功のもと」とはよく言ったものですが、失敗をうまく整理して振り返りを行うことは、自分自身やチームの成長に大いに役立ってくれます。

ミニFailConの流れ

今回は、まず自分が過去に参加したプロジェクトでの失敗談を話していき、それから参加者ひとりひとりに解決案を話してもらう形式で進めました。
この構成はKPTという振り返りフレームワークなどを参考にしています。

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  • 1. 問題点を発表する
  • 2. 1.に対する解決案をひとりひとり発表してもらう
  • 3. 1.に対する自分の解決案を発表する
  • 4. 3.の解決案を実行してみて良かったことを発表する
  • 5. 3.の解決案を実行してみて新たに生まれた問題点を発表する
  • 6. 5.に対する解決案をひとりひとり発表してもらう
  • 7. 6.をまとめとして終了する

実際にやってみてどうだったか

みなさんそれぞれの立場や経験を活かした解決案を挙げていただいたので、十人十色でとても参考になりました。
問題解決の方法ってやっぱり人それぞれで、一見正反対の解決案なんだけど、シチュエーションによってはどちらも正しいというものもあったりして。
きっと自分にとっては当たり前でも他の人にとっては目から鱗な解決案ってたくさんあると思うので、社内FailConはそういうのを共有できる場になるんじゃないかなあと思ったりしました。

そして自分自身が気をつけたことについて。
まず第一に、自分自身が失敗談の発表者であり進行役でもあるということで、失敗談を発表しながら自分で落ち込まないように気をつけましたw
あくまでも自分自身が失敗を客観視できているトピックを発表するか、あるいは客観視できる進行役を立てるのが良さそうだなあと思います。

それから、ブレーンストーミングの有名なルールとして「人の意見を否定しない」というものがありますが、今回はそれに倣って、参加者から出た解決案を否定しないように心がけてみました。
むしろ自分が出した解決案が否定されてしまうかなあと構えていたのですが、案外そんなことはなく、やっぱり自ら失敗を語っている人間を否定してやろうとは思わないんでしょうかね?w ミニFailConの半分はやさしさでできています。

最後に、参加者のみなさんからはこんな感じの感想をいただきました。

  • 社内全体でFailConやってみたいと思った
  • 視野が広がった
  • コミュニケーションの問題を解決するのに良さそうだと思った
  • 身長が伸びた
  • 彼女ができた

まとめ

色々とポジティブな感想をいただくことができたので、今回のやり方をフレームワークとして、社内で広めていけると良いな〜と思います!

担当:八幡

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