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EJアルバイトインタビュー【Vol.1】文系学生が専攻と真逆のIT業界にリモートワークで挑戦するワケ

Mayu Watanabe

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPANには様々なスキルを持ったスタッフに加え、意欲のある学生さんたちが多数在籍しています。そんな多様性に富んだアルバイトさんたちにフォーカスし、紹介していく企画「アルバイトインタビューコーナー」がはじまりました。

第1回目では仙台の大学に通いながら、リモートワークでEyes, JAPANの業務をこなす佐藤流星(さとうりゅうせい)さんと白金大知(しろかねだいち)さんをご紹介。彼らが大学で専攻しているのは文系の分野でありながら、独学でプログラミングを学習してEyes, JAPANに加入してくれました。

今回はプライベートでも親交のあるお二人に、ITに興味を持ったきっかけやEyes, JAPANとの出会い、リモートワークのアレコレや文系学生がIT業界にトライする際の心得まで、根掘り葉掘りインタビューを実施。彼らのまっすぐな思いをお伝えしていきます。

同じ大学の先輩・後輩であるふたりの出会い

ーーでは、まずはご自身について簡単に自己紹介をお願いいたします。

佐藤:佐藤流星と申します。山形県の出身で、現在は東北学院大学経営学部の3年生です。Eyes, JAPANではWebサイトのフロントエンド側を担当していて、HTML・CSSを使用したWebサイトの 改修や部分的な修正が主な業務です。Eyes, JAPANには2019年の8月からインターンで4週間ほどお世話になり、9月から正式にアルバイトとして加入しました。

白金:東北学院大学2年生の白金大知と申します。所属は文学部の英文学科という、英語を主軸にした学部です。Eyes, JAPANは佐藤流星先輩にご紹介いただき、2020年5月に加入しました。まだ大きなプロジェクトなどは担当しておらず、プログラミングの勉強を進めながら少しずつ案件を担当させてもらっている段階です。

ーーお二人ともEyes, JAPANの事業とは違った分野を勉強されているなか、なぜIT業界に身を置くことを選んだのですか?

佐藤:大学で経営を学んだからといって経営者になれるとも限りませんし、成功する保証もないので…もうひとつ強みというか、ほかにスキルを身につけたいなと思ったんです。それがきっかけで「パソコンひとつで仕事ができたらいいな」と考えるようになり、ITに興味を持ち始めました。はじまりはすごく単純な動機です。

白金:もともと僕はド文系でITに関しても無知でしたし、大学に入った当初は遊んでばかりいましたが…ふと将来のことを考えたときにすごく不安になってしまって。社会に出る前に強みというか、手に職を付けたいなと思ったんです。そこで色々と調べるうちにプログラミングに興味を持ち始めました。大学で専攻している分野とは異なりますが、将来の選択肢を広げる意味でも挑戦させていただきたいなと思ったのがきっかけです。

(左)白金さんが大学で使用している参考書。学部では英単語の発音記号を詳しく研究したり、その発音記号に関する授業を受けたりしている。(右)佐藤さんが大学で使用している参考書。現在は企業の支出・投資などを学んでいる。

ーーちなみにお二人は学部も学年も違うようですが、どのように出会ったのですか?

白金:えっと…(笑)僕と流星先輩は大学の体育の授業が一緒だったんです。最初は全く関わりがなかったんですけど、ある日その授業で僕が流星先輩に怪我をさせてしまって…

佐藤:…靭帯が切れて、しばらく松葉杖で生活していました(笑)

白金:それで、先輩に謝罪に行ったことがきっかけでよく話をするようになりました。ある日、将来の話になったときに僕が「プログラミングを勉強したい」って言ったら、先輩はもうそのとき既にプログラミングの勉強をされていて、IT企業へのインターンにも行っていたんですよね。そこで僕も本格的に興味を持ち始めて、こういうご縁に繋がりました。

宮城の大学で文系学部を専攻しながら、会津のIT企業でのリモートワークを選択した背景

ーーではなぜ、大学がある宮城の企業ではなくて会津の企業でリモートワークをするに至ったのでしょうか。佐藤さんはどのようにしてEyes, JAPANを知り、働こうと思ったのですか?

佐藤:私は2019年の2月あたりからプログラミングの勉強を始めたのですが、ある程度基礎を網羅すると「独学には限界がある」と感じるようになりました。それでITに詳しい方とお話ししたいなと思っていたときに、“ITに興味がある”という段階の人でも参加OKだというイベントをFacebookで見つけたんです。仙台開催だったし、「これだ!」と思って参加したら、会場に山寺さん(=弊社の代表)がいらっしゃって。ご挨拶をさせていただいて、プログラミングを勉強中だということや、独学では限界があることをお話ししました。

そのあとも引き続きイベントへの参加は続けていて、いろいろなIT企業に触れる機会があったのですが…当時の私にとってはどの企業よりも謎に包まれていたのがEyes, JAPANで。何をしている会社なのかハッキリとわからないからこそ、興味をそそられたんです。そこで山寺さんにご連絡をして、その年の夏に4週間のインターンでお世話になりました。スタッフさんにみっちりプログラミングのご指導をいただきながら、キャンプなどの行事にも混ぜていただいて、楽しかったですね。

ーー文系学部に籍を置きながらIT企業でアルバイトをしているお二人ですが、仕事を始めた当初はEyes, JAPANにどんな印象を持っていましたか?また、実際に働いてみて最初の印象から変化した部分などがあれば教えてください。

白金:僕はEyes, JAPANのオフィスに行ったことがありませんし、IT企業の雰囲気やリモートワークという働き方も全く未知の領域で…なおかつまだ社会経験もないので、当初は会社に対しても「上下関係が厳しそう」「堅そう」といったイメージばかりが先行していました。ですが、いざ入ってみたら山寺さんをはじめ、他のスタッフさんも画面越しにとてもフランクに話しかけてくれますし、お互いの意見を積極的に交換し合えるような雰囲気があってすごくいいなと思いました。この印象は今でも変わらないですね。

佐藤:私も最初の印象は白金とほとんど一緒です。はじめは堅そうな印象を持っていましたが、スタッフの皆さんは親切ですし、相談にも乗ってくださったりするのでいい意味で印象は変わりましたね。山寺さんもどんどん新しい情報を共有してくださるので、とても刺激になっています。

ーー仙台からリモートでお仕事に参加するスタイルはいかがですか?

白金:僕はスキルがない状態からスタートしたので、コミュニケーションの面で少し不便を感じることはありますね。オフィスにいたら気軽にお話しできる環境があると思うんですけど、わからないところが出てきたときなどに、同じ空間にいないぶん質問するときのハードルが少し上がるというか。

でもそれは、まだ会社の皆さんにともリモートでしか接したことがないのも影響しているかもしれません。だから流星先輩のようにスタッフさんと実際にお会いして、皆さんの人となりを知りたいです。あとは実際にお会いすることで、皆さんに僕のことも知ってもらえたら嬉しいなと思っています。

佐藤:私はオフィスでのインターンからスタートして、会社の雰囲気をある程度知ったうえでのリモートだったので、コミュニケーションも比較的とりやすい環境ではあると思います。社内の誰とも会ったことがない状態でのリモートワークは、プログラミング未経験の段階では向かないかもしれませんね。ひとつ質問をするのにも、リモートだとメッセージを送ったり、Skypeで連絡したりといったステップを踏まなければいけないので…

ーーデメリットに感じることを極力減らせるよう、取り組んでいることはありますか?

佐藤:私は質問したいことがあったらその都度確認するのではなく、いくつかの項目を1つのメッセージにまとめたうえで「お時間あるときに連絡お願いします」って言葉を添えるようにしています。相手の時間を必要以上に奪わないように心がけて、待っている間は自分で対応できるところに取り組むことが多いです。

白金:僕は正直、つい最近までネットで検索すればわかるようなことを聞いてしまうことがありました。でも、質問に回答していただく方の時間も有限ですし、大切だというご指摘を受けまして。それからは極力相手に迷惑がかからないよう、質問する内容を工夫するように意識しています。

佐藤さんの自宅での作業風景。日々の作業に加えて毎週木曜日に行なわれる社内の勉強会にもリモートで参加し、プレゼンテーションなどをこなしている。

ーーでは、Eyes, JAPANでアルバイトを始めた当初、苦労したところがあれば教えてください。

佐藤:開発環境のセットアップに時間がかかったことでしょうか…。例えば、Webサイトを修正する際にはデータを自分のパソコンに持ってきて、そのデータを修正して、社内で共有している場所に提出するまでが一連の流れになります。

しかし、私も白金もWindowsのPCを使っていて会社のOSと異なるので、作業に取り掛かる際に余分な手順を踏まなければならなくて。これが結構時間のかかる作業で、なおかつプロジェクトごとにセットアップが必要なので、どうしてもスピード感に欠けるんです。そこは結構苦労しましたね。

白金:僕はまだまだ覚えることがたくさんあるので、大学の勉強と両立しながらプログラミングの知識を蓄えていくことの大変さは日々痛感しています。でもそのぶん、以前よりは確実に時間の浪費が減りましたね。これまでだったら空いた時間はYouTubeやゲームに充てることが多かったのですが、今は授業以外の時間はプログラミングの勉強だったり、読書をしたりするようになりました。大変ですが、充実しているなと感じます。

ーーEyes, JAPANで働く前と現在では、お二人の環境もずいぶん変わったのではないでしょうか?

白金:もう、ガラリと変わりました。まだ大きな実務を担当できる段階ではありませんが、そのぶん毎日時間を見つけて勉強しなければならないので、時間の使い方や生活全般への意識が以前とはまったく違います。それにEyes, JAPANという組織の一員になったことで、仕事に対する責任を持つことができましたし、社会の厳しさも実感しています。大学と会社では何もかも違いますね。

だから就職する前にお世話になって、社会の厳しさを学生のうちに体験できているのってすごく貴重な機会だなと思うんです。プログラミングはもちろんですが、それ以外のこともたくさん学ばせていただいています。

佐藤:私はアルバイトが自宅で出来る今の環境って結構すごいことだなと思っていて。Eyes, JAPANに入る前はカラオケ店でアルバイトをしていたのですが、そこからリモートワークでのお仕事に変わり、通勤がいらないという最大のメリットを日々実感しています。リモートでアルバイトをしている学生というのも珍しいでしょうし、貴重な経験です。

しかしそのぶん、仕事とプライベートを区別する難しさなども感じていますね。例えば、オフィスに出勤して仕事をしている方は、オフィスを出たらプライベートな時間に切り替わると思います。ですがリモートだと主に自宅で作業をするので、私の場合はなかなか気持ちが切り替わらないというか、休まらないというか…仕事をしていない時間でも頭の片隅で締め切りのことを考えてしまうんです。いつでもどこでも作業ができる環境であるぶん、仕事とプライベートのメリハリをつけるのが難しいですね。

Eyes, JAPANで広がる“可能性”と“未来の選択肢”

ーーお二人ともIT企業でのアルバイトはEyes, JAPANが初めてとのことですが、今までITに触れてこなかった人でも積極的にトライしやすい環境がEyes, JAPANにはありましたか?

白金:Eyes, JAPANは「ひとつに絞れ」という感じではなくて、自分が活躍できる選択肢をたくさん提示してくれる環境です。IT業界は流れが速く、新しい技術やツールなどがどんどん生まれるので「まだ会社で誰もやったことがない、新しい分野に目をつけてみたら?」と言ってもらったこともありました。僕みたいに勉強中の身であっても、可能性はたくさんあると思います。

佐藤:私もほぼ独学で身につけて、なんとか皆さんに付いていけているような状態ですが…文系の人でもできること、トライできることはたくさんあると思います。たとえば、Webサイトをつくるための言語であるHTMLとかは、社内に詳しい人もたくさんいますし、文系でも理解しやすいかもしれないですね。

白金さんはEyes, JAPANにジョインしたことで、社会に出てから辛いことがあっても、いかにポジティブなモチベーションで仕事に挑めるかを意識するように。読書などを通して、メンタル面の勉強にも取り組み始めたそうだ。

ーーでは今後、Eyes, JAPANでやってみたいプロジェクト、得たいスキルなどはありますか?

白金:今後やってみたいのはNoCodeとLowCode(※)ですね。まだ新しい分野ということで、その領域をマスターできたら会社にも貢献できますし、僕の強みにもなると思うので。だからフロントエンドを触りつつ、新しい分野にも挑戦したいです。

(※)(1)NoCode(ノーコード):プログラミングなしでアプリ・Webサービスを開発する手段やツールの総称。
(2)LowCode(ローコード):手作業によるコーディングを最小限に抑えてアプリ・Webサービスを開発する手段やツールの総称。

佐藤:私は現在フロント側の業務を行なっていますが、いずれはバックエンド側の最低限の業務をこなせるようになりたいと思っています。フロントエンド側とバックエンド側では難易度にかなりの差があるのですが、せめてコードを見ればどのようになっているか理解できる程度の知識を身に付けたくて。近いうちに勉強を始める予定でいます。

ーーちなみに卒業後の進路や、将来のプランなどは現時点でありますか?

白金:これ、僕も先輩に聞きたかったんです(笑)

佐藤:正直なんとなく考えているだけで、本当になりたいかって言われるとハッキリしていませんが…。もちろん、プログラミングを追求していくことも選択肢にはありますが、今の段階だとSEなども向いているのかなと考えています。

話を聞けば理解できる程度の知識を蓄えつつ、実際にプログラムを書いている人とお客さんの要望をすり合わせるポジションというか。プログラムを書くっていう道のほかにそういう道についてもぼんやり考えているんです。必ずしも1つの分野を突き詰めなくても、ちょっとずつ知っていればそういうこともできるんじゃないかと思います。

白金:僕もまだ将来の進路は定まっていなくて、エンジニアになりたいかっていうと正直、まだわかりません。そしてスキルがまだないので、まずはスキルを身につけることに集中して、それから今後のことを考えたいなと思っています。

いま仕事でもプライベートでも、学生生活においてもそうなんですけど、進路が定まっていないぶん色々なことにトライしてみたいんです。そうやって視野を広げてから、今後のことに目を向けていきたくて。だから現時点では、将来については正直ぼんやりとしています。

ーーでは最後に、IT企業でのお仕事やEyes, JAPANに興味がある学生さんに向けてアドバイスをお願いします。

佐藤:IT業界に興味があるのであれば、まずはネットにある資料やコンテンツを通して気になる内容にとにかく触れて、自分自身で少しずつ勉強を始めてみるのが良いのではないかと思います。知識がゼロの状態でEyes, JAPANにコンタクトを取るよりは、自分自身で基礎知識をある程度マスターしたうえで、「できそう」って感じた段階でコンタクトを取ってみるのがおすすめです。

というのも、プログラミングに関してまったくの無知だと、ネットで検索すればわかるような当たり前の内容をスタッフさんに質問しがちで。でも、それって相手の時間を奪ってしまうことになるので…“教えてもらう”のではなく“自分で吸収していく”ためにも、基礎知識は必要だと思います。

プログラマーの話している内容が理解できる程度の知識を身につけるのが会社に対しての礼儀だと思いますし、自分自身にとってもそのほうが仕事がしやすいはずです。あとは、社内には海外からの留学生スタッフもたくさんいるので、英語でのコミュニケーションにも積極的になるといいかもしれませんね。

白金:間違いないですね。Eyes, JAPANでは毎週木曜日に勉強会が行なわれるのですが、それも英語メインで進行していくので…英語を使うことへの抵抗感があると大変かもしれません。話している内容がすべて理解できなくても、完璧に伝えられなくてもいいので、とにかく英語を使う・理解することへの抵抗をなくすことも大切だと思います。

ーーありがとうございました!

 

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