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銘々の命名

beko

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物語の作家であれば登場人物に名前を付けますし、商品企画の職にあれば新商品の名前を考える仕事もあるでしょう。しかし一般的な日常においては、ある物に名前を付けるという行為はあまり経験しないことであるように思います。

ところが、こちらのエントリでも触れているように、プログラムを書く作業においては「名付け」という非日常的な作業を次々とこなしていく必要があります。その対象は関数名・変数名・定数名・クラス名・ファイル名など、枚挙に暇がありません。中でも一番困難なのがプログラムやシステムそのものの名前を決めることです。前述の方は単純な単語の連結でも機能を表せていれば事足りますが、プログラムの名前となると固有名詞であることが求められるので、他のプログラムと重複せず、かつ短く覚えやすいものでなくてはなりません。さらに、何の脈絡もなく唐突なものよりは、多少なりともプログラムの機能と関連する意味を持った名前が望ましいものです。

このような観点から見ると、RADIUS (ラディウス・Remote Authentication Dial In User Service)やSPARC (スパーク・Scalable Processor ARChitecture)などは、存在感がある上に由来もはっきりしており、他と識別しやすい名前の好例なのではないかと思う次第です。

ということでこの例に倣って以前宿泊予約管理のシステムをAccorema (Accomodation Reservation Management system)という風に付けましたが、折に触れて話のネタになっていることから、さらに命名スキルを向上させる必要があるようです。

担当:真水

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