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ライティングは難しい

beko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

よりフォトリアリスティックな3DCGを製作しようと思ったとき、ライティングは欠かせないものです。
本日はCGではよく使う単語、フレネルについて語っていきます。

例えばプールサイドからプールを見たときに、足元であればプールの底は見えますね。
しかし、向こう側の底は見えません。
風景の映り込みやハイライトが多く見えるのではないしょうか。
このように、物体の表面から反射した光は見る角度によって視覚できる量が異なります。
このことをフレネルエフェクトと言います。

今回、レンダリングの際は3ds maxを使用しました。
反射マップにフォールオフ、フォールオフタイプをフレネルに設定します。
そして前面のマップをレイトレースに設定し、あとは数値を微調整します。
もちろん忘れてはいけないのは、環境用のマップですね。
映り込みがなければさびしくなってしまいます。
私は今回、HDRマップを使用しました。
あとは、グローバルイルミネーションをオンにしてレンダリングするだけです。
それだけであら不思議。なんとなくリアルに見えますね。

ちなみに、フレネルというスポットライト用のレンズもあります。
フレネルレンズ、フレネルエフェクトはフランスの物理学者の名前を元に命名されたそうです。

ここまでフレネルエフェクトについて語ってまいりましたが、ライティングの設定一つとってみても奥が深いですね。
それだけに、ライティングの勉強は一朝一夕とはいかないようです。

佐藤

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