Eyes, JAPAN Blog > D言語の新しいalias宣言の構文

D言語の新しいalias宣言の構文

mima

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

D言語のコンパイラであるdmdは、日に日に変わっていきます。
最近では、コミットが無い日が無いんじゃないかと思えるほど、更新されています。
多くのコミットは、バグフィックスであったり、些細な変更であったりします。
が、最近割と大きな変更があったので、紹介します。


今まで、alias宣言は以下のように書かれていました。

alias int MyInt;
MyInt t;

この書き方は、aliasする内容が長くなると見づらいなどの欠点があります。

alias Tuple!(
    int, "x",
    int, "y",
    bool, "visible",
) Sprite; // まるで、いにしえのC言語の構造体の様だ・・・

そこで、新しく、代入のようにかけるalias宣言の構文が追加されました。

alias Sprite = Tuple!(
    int, "x",
    int, "y",
    bool, "visible",
);

「aliasは型変数への代入」と考えると、わかりやすいですね。
この構文は、dmdの次のバージョンであるv2.061で使えるようになる予定です。楽しみですね。


今回のような大きな変更は、今となっては珍しいですが、やはりワクワクします。
CTFEも、早くDon先生によって改善されて欲しいですね。

担当:美馬(Codelogyにも書きましたが、ctpg v1.0.0をリリースしました!)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Comments are closed.