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ゆるやかな季節感

きたざわ

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

私は今年の8月に東京から会津に越してきたのですが、初めての会津の冬を迎えました。
雪の多さとキレイさに驚いています。

12月も残すところ片手で数えられるくらいになりましたが、私はある違和感に気がつきました。
それは例年よりも「クリスマス感」と「年末感」をあまり感じていないということです。
私としては今週末からお休みだという感じが全くなく、不思議な感覚です。
これらの”季節感”はどこから来ているのでしょうか?

今までの生活を鑑みて考えると、東京にいた頃は毎日電車に乗り、人の多いにぎやかな街を通って通勤していましたが、
そこには様々な情報があふれていました。
駅や街の巨大な広告は1〜2週間に一度は貼り変えられ、それらの広告を筆頭に、東京は11月くらいからクリスマスの話題が色めき立ちます。
イルミネーションで街はにぎわい、ケーキやプレゼントの情報があふれ、意識しなくともクリスマスを感じざるを得ません。
クリスマスが終わればすぐに年越しとお正月。ツリーは一瞬で、門松やしめ飾りに置き換わり、お正月のセールの情報が街にあふれます。
そういったたくさんの情報の介入によって、季節感は演出され感じられるのではないかと思います。
(あとは私がテレビを見ないという生活をしているせいかもしれませんので、あくまでも個人的な所感です。)

会津ではこういった季節感を感じる事が減りましたが、
これくらいの方が情報に振り回されて疲れる事もなく、私にはちょうどいいくらいに感じます。
イベントの季節感は感じない代わりに、会津には肌で感じる本当の”季節感”があると思います。
夏はとても蒸し暑く、秋は山の紅葉で美しく、冬は真っ白な雪が降る、とてもすてきな場所です。

ゆるやかに移り変わる季節を体感して、これからの冬本番とまだ迎えていない春がとても楽しみな今日この頃です。

担当:北澤(でもやっぱり大雪は怖いです)

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