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ウェブサイトのパフォーマンス改善について話しました。

Masato Kaneko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

今週に社内で開催されました、ウェブサイトに関する知識や技術を共有する会の Web Developers Meeting にて、ウェブサイトのパフォーマンス改善の入門となる話をしました。

ハイパフォーマンスなウェブサイトの作り方 – Eyes, JAPAN | SlideShare

皆さんも普段、検索エンジンや SNS、業務システムやブログなど、様々なサービスをウェブという仕組みの上で利用しているかと思いますが、ウェブサイトのパフォーマンスが気になった経験はないでしょうか。
私自身、パフォーマンスが良くないウェブサイトにアクセスした際は、表示を待ちきれずに別のサイトに行ってしまうということがあります。
実際、パフォーマンスが訪問者に与える影響は大きいということがデータとしても示されています。

How Loading Time Affects Your Bottom Line

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ウェブサイトのパフォーマンスを改善するには、実に様々な方法があります。
それは、様々な技術を用いてウェブサイトの提供や表示が実現されているからです。
パフォーマンス改善の基本となる考え方や、一般的な手法のごく一部だけを先日の勉強会で紹介しましたが、実際のウェブサイトには実はそれ以外にも山ほど改善の余地があります。
ウェブサイトのパフォーマンス改善を考えると、多岐にわたる知識が必要になるため、本当に フルスタック でないと対処が難しいというのが現実です。
高速化の手法だけが一人歩きして、何故その手法が高速化に有効なのか、何故やらないといけないのかなどが分かっていないと、本質を見失ってしまう危険性もあります。
また、運用を含めて考えると、高速化に際しトレードオフとなる要素も出てくるので、そのバランスを見出すことも高速化の実現を難しくしている原因になっていると考えています。

「ウェブサイト」とひとことで言ってしまうと簡単に考えがちですが、実は様々な技術の上に成り立っており、それらを意識せずにウェブサイトを製作してしまうと、パフォーマンスの問題が起きてきたり、はたまた毛色は違いますが、セキュリティの問題を作りこんでしまったりということが発生してきます。
そのように、見かけが良ければ中身はどうなっていても良い、というような考えに製作者や提供者が落ち着いてしまわないよう、暗黙の前提として利用している技術の見直し・再確認といった意味も含めて、警鐘を鳴らしていければと思っています。

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